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鍬製造の相田合同工場が鍬ギャラリーをオープン(2006.7.5)
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鍬(くわ)メーカーの(株)相田合同工場=相田聡社長・三条市田島1=は4日、社内に一般の人も自由に見学できる「鍬ギャラリー」をオープンし、同社製の鍬など約300点を展示して同社創立76年の歴史とはぐくんできた技術を紹介している。
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相田合同工場が社内にオープンした「鍬ギャラリー」
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約60平方メートルの事務所兼作業場を手づくりで改造、ギャラリーにした。壁面に鍬をはじめ、鉈(なた)やレーキ、押し切りなど同社の3,000点を超えるアイテムのなかから約300点を展示する。
鍬は各地方で使用する種類が違うことから、県内で使われている「新潟のくわ」コーナーや、唐鍬、備中鍬、平鍬などの種類ごとに説明書きとあわせて並べている。
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県央マイスターのDVDを流すテレビと体系的に展示した鍬
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鍬の刃の製造工程を鍛造、熱処理と、段階ごとに展示したり、社員の顔写真とそれぞれのモノづくりへの思いのコメントも紹介したり。また、昨年の第1回にいがた県央マイスターに認定された同社の相田忠雄会長の紹介を収録する県央マイスターのDVDを鑑賞できる。
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鍬ギャラリーに込めた思いを話す相田社長
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相田会長の県央マイスター認定が、ギャラリー開設のきっかけ。県央マイスターを紹介するDVDを多くの人に見てもらいたいと企画し、ショールームではなく、一般の人にも開放するギャラリー形式にした。
ギャラリーで鍬の修理や相談も受け付ける。農具を扱う人はもちろん、「子どもからおとなまで大勢の人が気軽に足を運んでくれれば」と相田社長。また、同業の鍛冶に携わる人たちとの交流の場となることに期待し、さらに三条にいくつかの鍛冶などのギャラリーができて複合的にPRすれば、訪れる人にとっても、三条にとってもいいことではと夢を膨らませている。
ギャラリーは午前9時から午後5時までオープン。しばらくは同社が休日の土、日曜も開く。入場無料。問い合わせは同社(電話:0256-33-0192)へ。
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