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県断酒連合会三条・加茂地区第30周年研修大会に130人が参加して断酒の誓いを新たに(2006.7.9)

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三条加茂地区断酒友の会(江部信司会長)は、9日午後1時から三条市総合福祉センターで新潟県断酒連合会三条・加茂地区第30周年研修大会を開き、県内の会員など約130人が参加して断酒の誓いを新たにした。

9日開かれた新潟県断酒連合会三条・加茂地区第30周年研修大会

9日開かれた新潟県断酒連合会三条・加茂地区第30周年研修大会

三条加茂地区の会員をはじめ、県内各地区会員や来賓が参加。親の飲酒で苦労した燕市の大山治郎曙産業(株)会長の講演「私の歩んできた道」のあと、三条加茂地区断酒友の会会員の白椿界一さんと同会初代会長の橋本哲爾さんの2人の断酒体験などを聴いた。

白椿さんは、飲酒で家庭崩壊一歩手前から脳梗塞(こうそく)になったのがきっかけで、清水の舞台から飛び降りる思いで断酒会へ入会した経緯を話した。「命より好きな酒」を我慢しているが、心にすき間があると動揺することがあり、そのときには同志を思い出し、心にくさびを打ち込んでいると仲間の存在に感謝した。

三条加茂地区に断酒友の会をつくった橋本さんは、同会の歴史と同じ断酒歴30年。金物卸業を営み、仕事一筋だったが、景気が上向いて酒の席が増えた35歳過ぎから深酒するようになり、酒を飲んで出張先から帰らないこともあったと言う。

宴会で断酒を宣言すると応援の声もあったが、現実には「酒を飲まない人間はだれも相手にしない」。しかし、その後は三条金物卸商組合の役員をはじめ、依頼を受けたさまざまな役職に就き、「酒を断ったおかげ、断酒会のおかげ」と話した。

県断連の斉藤寅二会長はあいさつで、国内で80万人と推定されるアルコール依存症のうち、全国の断酒会の会員登録はわずか1万人で、残りの70数万人は本当に苦しんでいると思うと話し、「ひとりでも悩んでいる方が幸せになれるよう手助けできるように、断酒の償いをと大勢の方と夢を見ている」と断酒会の広がりに期待していた。

三条加茂地区断酒友の会への問い合わせはどは、事務局の外山さん方(電話:0256-32-1709)へ。