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燕三条JCが水害仮設住宅からモミの木を移植した条南小にメモリアルプレート贈呈(2006.7.19)
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三条市内6カ所の7・13水害の仮設住宅に植栽していたモミの木を学校などの希望者に譲った(社)燕三条青年会議所(丸山光博理事長)は19日、そのうち1カ所の三条市立条南小学校(丸山修校長・児童346人)でメモリアルプレート贈呈式を行い、同じような災害を繰り返さないように願いを込めたメモリアルプレートを贈った。
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19日、条南小学校で行われたモミの木のメモリアルプレート贈呈式で、児童にプレートを手渡す丸山燕三条青年会議所理事長(左)
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メモリアルプレートは縦30×横40センチの防水コーティングした木製。6カ所のモミの木の移植先にクリスマスのイルミネーションとともに贈った。
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願いの言葉を刻んだメモリアルプレート
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レーザー加工で「MEMORIAL TREE もみの木」、「仮設住宅のみなさんに『元気を取り戻してほしい』という願いを込めたもみの木です。今後あのような災害が起こらずに たくましく成長できるように願っております。」などの言葉を刻む。
贈呈式は午後1時半から数日ぶりに青空が広がった中庭で行った。丸山理事長から同校の若葉児童会の古川圭汰委員長にメモリアルプレートを手渡し、環境委員長の土肥春花さんが「このモミの木を見て、たくさんの人たちに助けていただいたことを忘れないようにしたいと思います」と感謝の言葉を述べた。
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モミの木の前でメモリアルプレートをもつ青葉児童会委員長の古川くん(左)と環境委員会委員長の土肥さん(右)
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モミの木に下げた短冊
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また、児童はクラスごとに話し合ってモミの木への思いや願いごとを書いた短冊を発表。「二度と水害が起きませんように」、「仮設の人が幸せになりますように」、「みんなの心がひとつになって仲良くなりますように」などと読みあげ、贈呈式のあとに教諭がモミの木に下げた。
一昨年の水害で校舎は床から約160センチの高さまで水が上がった。1階はすべて浸水、半数の児童の自宅が被災した。当初の、この贈呈式は7・13水害からちょうど2年目の7月13日に行う計画だったが、大雨で延期した。同校教諭の話では、その7月13日は児童の多くが雨が気になって授業に身が入らず、ずっと外を見ている児童も少なくなかったと言う。
具合が悪くなった児童に教諭が保健室へ行くように言うと「保健室は1階だから行きたくない」と話す児童もあり、「まだまだ心のケアが必要です」と話していた。
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