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燕北中で生徒を対象に金銭に関する講演(2006.7.27)
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燕市立燕北中学校(玉木浩校長・206人)は24日、同校生徒を対象に講演会を開き、行政書士田崎達磨(だるま)=本名・道明=さんから「お金の学校〜10代に必要なお金の教育〜」のテーマで教育現場でタブー視されている借金の話などを聴いた。
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燕北中学校で開かれた講演会の講師、田崎さん
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学校では金銭に関する教育がほとんどなく、保護者も金銭に無知なまま社会に出た経験から、義務教育のうちに学校で学んでほしいと、保護者が講演会を企画した。
講師の田崎さんは、事業再生を業務に全国各地で相談や講演を行っているが、中学生に対しての講演はこれが初めてだった。
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講演に聴き入る燕北中生徒
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講演会は全生徒と教諭、希望した保護者20人余りが聴講。田崎さんは5月初旬に病気で倒れたことを話し、「わたしにとって、きょうの(講演の)50分は貴重で大切だが、皆さんに押しつけようとは思わない。自分にとって興味のあることをひとつでも残してほしい」と始め、具体的な金の教育から命や夢などについて話した。
田崎さんは金銭にからんだ自殺、多重債務、連帯保証人、個人補償の問題などにふれ、社会に出た若者が簡単に多重債務者になる現実を話した。
さらに、金の使い方、ため方から、講演の核心の住宅ローンやクレジット、消費者金融、闇金融の具体的な金利の違いをわかりやすく説明した。
また、借金苦による自殺が増加しているが、将来、金の問題で苦しむことがあっても、金の問題は必ず解決することを忘れないでほしいと説き、社会に出て負けそうになったときは「戦っているうちは負けない、勝てないかもしれないが決して負けない」という言葉を忘れないよう求め、生徒は真剣に耳を傾けていた。
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