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燕市吉田中野球部が全日本少年軟式野球大会で堂々の全国3位に輝くも「うれしい、悔しい3位」(2006.8.18)

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燕市立吉田中学校の野球部(部員72人)は、「中学生の甲子園」といわれる第23回全日本少年軟式野球大会全国大会に北信越ブロック代表で出場し、17日行われた準決勝で敗れたものの、堂々の全国3位に輝いた。

第23回全日本少年軟式野球大会全国大会出場の報告会で戦績を報告する佐藤監督(一番左)をはじめ、吉田中野球部員

第23回全日本少年軟式野球大会全国大会出場の報告会で戦績を報告する佐藤監督(一番左)をはじめ、吉田中野球部員

野球部員は大会が閉幕すると、大会会場の神奈川県・横浜スタジアムから地元へとんぼ返り。午後9時から燕市吉田産業会館で報告会を開き、泥や汗にまみれたユニホームのままバスから降り立った一行を夜にもかかわらず、保護者や親類、1、2年生部員など百数十人集まって拍手で出迎えた。

佐藤浩監督、山崎博史、金子良の両コーチに続いて快挙を成し遂げた3年生選手25人が入場。小林清燕市長はあいさつで、「すばらしい成績、おめでとうございました」、「大変な快挙で全国に燕市、吉田中学校の名をとどろかせてくれた」と栄誉をたたえた。

夜にもかかわらず百数十人が選手を歓迎した。

夜にもかかわらず百数十人が選手を歓迎した。

佐藤監督はまず、「選手の頑張りに感謝」と報告を始め、ベンチで選手を支えた3年生、相手チームのブラスバンドに負けない応援をした1、2年生や保護者、さらにすばらしい選手を下の年代から育てた少年野球チームに感謝。3位の結果については、「うれしい、悔しい3位」と評した。

吉田中学校は、5日後の22日から愛媛県松山市で開かれる第28回全国中学校軟式野球大会の全国大会にも、北信越地区代表として出場する。伊藤圭祐主将は、同大会への抱負を話し、「もう、悔し涙は流したくないので、松山でもう一回、大暴れしてきます」と力強く誓った。

全日本少年軟式野球大会は、中学生対象のクラブチームの大会。吉田中は県大会、北信越大会と勝ち進み、北信越ブロック代表として初めて全国大会に出場した。

全国大会には16チームが参加し、トーナメントで競った。初戦で倉吉東中クラブ(鳥取県)に2-0、2回戦は東風平中学校クラブ(沖縄県)に1-0と小差ながら2試合連続無失点の堅い守りでベスト4に進んだ。

17日午前11時から行われた準決勝で、この大会で優勝した彦根クラブ(滋賀県)と対戦。3回表で2失点し、先制を許したが、6回裏に2点をあげて試合を振り出しに戻したが、7回表に1点を奪われてそのまま試合終了。2-3で惜敗して3位となった。