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吉田中のバドミントン王国復活を目指して同校バドミントン部の夜間練習をOBが指導(2006.8.19)
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燕市立吉田中学校のバドミントン部OBが、母校のバドミントン王国復活目指し、自分たちのやり残した後悔を後輩には味わわせたくないと、母校バドミントン部の夜間練習に指導に励んでいる。
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吉田中バドミントン部を指導するOBと部員、OBは最後列左から加藤さん、森山さん、右端が樋口さん
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指導しているOBは、燕市吉田地区に住む会社員の樋口健司さん(27)、森山史朗さん(27)、近藤晃さん(26)、加藤聡知さん(24)の4人。4人とも新潟市内の高校に進学し、うち3人はインターハイに出場する活躍だった。
樋口さんは昨年まで、ほかの中学校のコーチを務めていたが、吉田中教諭から「ことしの3年生はやる気がある」と指導の依頼を受けた。母校を強くできるならと引き受け、中学時代のパートナーや後輩に声をかけ、昨年秋から吉田中バドミントン部の指導を始めた。
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弥彦体育館での練習
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指導は週2回、それぞれ会社が終わってからなので午後7時過ぎから2時間ていど。これまで同部は夜間練習していなかったので、練習場所も樋口さんらが確保し、ほかのバドミントンの団体が使用するときにコート1、2面を借りたり、市外の弥彦村の体育館を借りたりと、苦労している。
部員もOBの指導者とシャトルを打ち合ううちに、「もっと練習したい。うまくなりたい」と情熱でこたえるようになった。部員を練習会場へ送迎する保護者の協力も大きいが、確保できるコートが少なく、練習には男女合わせて100人近い部員全員が参加することはできない。
夏までは大会に出場する選手や3年生を中心に指導し、今夏は、昨年に続いて男子団体で県代表になり北信越大会出場を果たした。
樋口さんは「もっと練習しておけばよかったと後悔したことがあった」と自身の学生時代を振り返り、「今の中学生たちには、後悔はさせたくない」。目指すは全国大会出場で、蒸し暑い体育館で後輩の指導に汗を流している。
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