三条市ひまわり債を利率年1.34%で9月1日発売(2006.8.25)

三条市は、9月12日発行の総額8億円の平成18年度住民参加型ミニ市場公募債「平成18年度第1回三条市ひまわり債」の利率を年1.34%に決め、9月1日から市内の金融機関で先着順で販売する。

三条市ひまわり債で調達する資金を充てる一新橋の架け替え工事現場

ひまわり債の発行は、旧三条市が平成15年に始めてから今回で4回目。今回はひまわり債で調達する資金を合併特例債事業の斎場建設事業や栄地区のしらさぎ荘跡に建設する地域間交流施設整備事業、五十嵐川河川改修橋梁架替事業の一新橋や御蔵橋の架替事業費、半ノ木一ツ屋敷線新田道路整備事業、金子吉田線道路整備事業、矢田中曽根新田線道路整備事業などに充てる。

元金償還は平成23年9月12日の5年満期一括償還。利率は年1.34%で、利払いは3月と9月の年2回。購入価格は10万円単位で限度額は200万円。

購入できるのは三条市に住む20歳以上の個人で、取扱金融機関の各店舗窓口で先着順で9月1日から7日まで販売する。取扱金融機関は、第四銀行（4億4000万円）と三条信用金庫（3億6000万円）の市内各店舗と三条信用金庫燕三条支店。

利率は、ほかの市場公募債などを参考に決めた。平成15年発行のひまわり債の利率は0.5%、ことし3月発行の前回は1.00％で、それよりさらに上げて1.34%に。5年満期一括償還で限度額200万円購入すると満期の利息は税引き後で107,200円になり、三条市が調査した時点での5年満期300万円未満のスーパー定期預金利率の0.55％に比べ2倍以上になる。

購入限度額は前回の300万円から100万円引き下げて200万円にした。前回は販売開始からわずか40分で完売。平均購入額264万0264円で303人が購入したが、今回はより多くの市民に購入してもらおうと限度額を引き下げた。

また、前回は販売初日に金融機関に行列ができたため、ひまわり債を販売する金融機関は初日の対応を検討。第四銀行はふだんより職員が早く出勤して購入者を案内するほか、整理券の配布も検討中。三条信用金庫は午前9時の受け付け開始より30分早く午前8時半から全店舗で整理券を配布することにしている。