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三条エコノミークラブのクラフト・スクールで親子で三条の技を体験(2006.8.28)
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異業種交流団体、三条エコノミークラブ(藤原政志会長)は27日、三条市厚生福祉会館で「エコノミー・クラフト・スクール〜伝えよう三条のDNA」を開き、栓抜きづくりなど地場産業を中心にしたものづくりを子どもたちに体験してもらった。
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27日開かれた三条エコノミークラブの「エコノミー・クラフト・スクール〜伝えよう三条のDNA」
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次代を担う子どもたちに三条地域の地場産業の魅力を感じ、地域に愛着と誇りをもってもらうため、同クラブならではのイベントをと初めて開いた。
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栓抜き作り
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左官の体験
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鈑金技術で小物入れ作り
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わらじ作り
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メンバーが日ごろ携わっている金属加工や建築などの仕事のなかからの体験や、40歳までのメンバーの祖父母の時代の子どもたちの遊びや学校の授業など盛りだくさんの体験イベントを行った。
金属加工を体験する「自分でつくろうせんぬき屋さん」では、栓抜き型になった鉄やステンレスの材料に好きな文字を刻印してもらった。鉄の栓抜きはメッキで加工したあと、木の柄をつけて好みで色を塗ったりして、世界に一つだけのオリジナル栓抜きを作ってもらった。
メンバーは、栓抜きを作るにも材料、磨き、メッキとそれぞれの専門業者がかかわり、どれひとつ欠くことができないことも紹介しながら参加者に指導した。
3歳の娘の製作を手伝った三条市西中の主婦(33)は、娘の名前を刻印した栓抜きに「大きくなっても自分で作ったことを思い出してくれると思う」と話し、地元三条にいろいろな工程を行う業種があることも初めて知って驚いていた。
ほかにも、「たてものランドコーナー」では、左官業のメンバーがぬりかべ体験、板金業のメンバーが銅板をラジオペンチや「つかみ」という道具を使い折りづるや小物入れ作り体験を指導。また、「昔の学校コーナー」では、メンバーが復刻した「のめし」というわらをかける道具を使ってわらじづくり体験、タケを販売するメンバーの指導で弓矢作りなど、まさに異業種交流団体ならではのイベントで、来場者を楽しませた。
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