本寺小路の情報発信基地として三条商議所青年部の匠の店「まんかつ」が9月1日オープン(2006.8.31)

三条商工会議所青年部（外山浩玲会長・146人）は、三条市の繁華街・本寺小路のにぎわいを取り戻そうと、本寺小路の情報発信基地として6カ月限定の立ち飲み店舗、匠の店「まんかつ」＝三条市居島＝を9月1日にオープンする。

9月1日オープンする三条商議所青年部企画の匠の店「まんかつ」

近年、JR燕三条駅周辺の飲食店が若年層を集客している。一方で元禄時代から愛され、育てられた歴史ある本寺小路にかげりが見えることから、かつてのにぎわいを取り戻そうと活動する同青年部のまんなか活性化委員会（坂田修一委員長）が、本寺小路（まんなか）活性化事業の一環として店開きする。

「まんかつ」の店構え

店名の「まんかつ」は「まんなか活性化」を縮めて命名。昭栄通りアーケード内の空き店舗を改装し、改装や備品の調達などは建築業や飲食業などさまざまな業種の会員の手で仕上げた。

約35平方メートルの店内には、カウンターと2つのテーブル。いすはなく、立ち飲みスタイルで一度に約20人が利用できる。

来店客は最初に1,500円の基本セットを注文するシステム。料理2品にお通し1品、飲み物2杯がついたお得な料金設定で、さらに料理は日替わりで6つの老舗料理店や割烹のうち、1日2店が提供。三条の味のPRに一役買う。追加の飲み物やピザやから揚げは同店で調理し、すべて1品500円。

1,500円の基本セット

店内には、本寺小路の飲食店のパンフレットやちらしを置き、スポット広告のビデオ映像をモニターに映して紹介し、二次会の利用につなげる。

店のスタッフは、飲食店の経営を目指す三条市の佐藤圭さん(29)を店長に、やはり三条市の広川和晃さん(24)の2人で営業。チャレンジショップ的な役割も果たし、限定期間の6カ月後には、同青年部の手を離れての営業も検討している。営業は、午後6時から午前0時までで、日曜と祝日は休み。