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18日まで燕市産業史料館で吹きガラスの照井康一・照井清子ガラス展(2006.9.1)
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燕市産業史料館では、1日から18日まで照井康一・照井清子ガラス展を開き、新発田市でガラス工房「吹きガラス三春」を主宰する照井夫妻の作品51点を展示している。
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18日まで燕市産業史料館で開かれている照井康一・照井清子ガラス展
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照井さん夫婦は県外を中心に年10回以上、個展を開いているが、同史料館では初めて。展示しているのは、吹きガラスを中心に電気炉で焼くキルンワークやさまざまな技法に吹きガラスを組み合わせた作品で、日常的な花器やグラスからアクセサリー、オブジェ、と幅広い。
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吹きガラスを展示している照井夫妻
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康一さんの作品
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清子さんの作品
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吹きガラスの工房は県内には数軒しかない。工房の炉の火は24時間、絶やすことなく、粉状のガラスを熱して溶かしたベースから造形を生み出す。
ガラスの特性である透明感を生かし、明るい色に光を透過させてさらに鮮やかに、華やかに発色させた作品もあれば、逆に液体を思わせる曲面の柔らかさや重厚感を強調した作品もある。
初日に来館した20歳代の女性は、「きれいで飽きない」と、ガラスの世界に目を輝かせ、魅力に引き込まれていた。
照井康一さんは1951年新潟市生まれ。多摩美術大学プロダクトデザイン科中退して、県内のガラスメーカーに勤めたあと、87年にガラス工房を新発田市(旧豊浦町)に設立、吹きガラス制作を開始。清子さんは55年函館市生まれで山際美術専門学院卒業、県内のガラスメーカーで働き、87年にキルンワーク、吹きガラス制作を始めている。
会期中の土曜と日曜には照井さん夫妻が来場する。午前9時から午後4時半まで開館、4日と11日は休館。入場料は大人300円、子ども100円。土、日曜と祝日は、燕市内の小中学生と小学生の付き添い保護者1人は無料。
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