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初めて国交省も参加した県総合防災訓練が三条市で行われる(2006.9.2)
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国、県、三条市による合同の平成18年度新潟県総合防災訓練が2日、三条市・旧三条競馬場跡地などを会場に行われ、49機関から約2,000人が参加して大規模地震を想定した実戦さながらの訓練を繰り広げた。
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2日、旧三条競馬場跡地で行われた平成18年度新潟県総合防災訓練
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毎年、県内の市を持ち回りで県と開催地の自治体で行われている訓練で、今回は初めて国土交通省北陸地方整備局も加わり、より規模の大きな訓練となった。
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要救助者を捜す救助犬の活動
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新潟市で震度6強、三条市で同6弱を観測する大規模地震を想定して、午前7時から正午過ぎまで訓練が行われた。情報伝達、職員の参集に始まり、緊急放送や災害対策本部、医療対策本部の設置、同報無線運用、避難所の設置、住民による初期消火、救助犬も参加しての救助、倒壊建物からの救出と救護、ライフラインの復旧と、休む間もなく訓練が続いた。
一方で、炊き出し・非常食の配布、災害対応車両展示、見学者が参加できる地震・降雨体験訓練なども行い、最後はハイライトの中高層建物救出・消火訓練で終わった。
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国交省の衛星通信車
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泉田裕彦知事はヘリコプターで会場入りし、参加機関から5機のヘリコプターが次々と飛来。低空でホバリングしたままロープを垂らして救助する様子は圧巻。三条市民にとっては一昨年の7・13水害を思い出させるシーンで、険しい目で見詰める人も多かった。
航空自衛隊新潟救難隊の捜索機「U-125A」も上空を旋回し、会場には自衛隊の車両や特殊車両がずらり。家族連れの見学が多く、子どもたちは「かっこいい〜!」を連発していた。
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双発ヘリで救出
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正午からの閉会式で泉田知事が講評。7・13水害以来、中越地震、2年続きの豪雪、停電と県内は次から次へと災害に見舞われており、ふだんからの備えが肝心とし、「この地域のことを自分たちで守るということを訓練を機会によりいっそう心にとどめていただければ」と、この日の訓練が地域の災害対策強化に生かされることに期待していた。
新潟県総合防災訓練フォトアルバム
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