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燕三条JCの「ふるさとロボコンチャレンジカップin県央」で親子800人がロボットに熱中(2006.9.4)
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(社)燕三条青年会議所(丸山光博理事長)は、3日午前10時から県央地域地場産業振興センターで「ふるさとロボコンチャレンジカップin県央」を行い、約800人の親子連れが来場し、子どもたちの作ったオリジナルロボットや先進技術で作られた受付ロボットなどさまざまなロボットに目を輝かせていた。
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3日行われた「ふるさとロボコンチャレンジカップin県央」
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ものづくりの町、三条、燕市を中心とした県央地域の次代を担う子どもたちに、ものを作る楽しさを知ってもらい、さらに、競技をすることで悔しさや喜びも体験してもらおうと初めて開いた。小学生110人がオリジナルロボットで参戦したロボットコンテスト、ボクシングロボット対決、タイムトライアルなどのロボット体験、ロボットデモンストレーションなどを行った。
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ボクシングロボット対決
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ロボットコンテストは、三条市と燕市の小学3年生以上110人が参加。7月から4回開いたロボット製作教室で作ったマイロボットでエントリーし、フィールド内のピンポン球やフィルムケースをロボットですくい上げるなどして得点ゾーンに運び、その合計得点で競った。
テレビゲームのコントローラー操作には慣れているが、ここではテレビ画面のバーチャルではなく、リアルなロボットが相手。不確定要素が多く、思いがけないアクションも起きて思い通りに動かすのは難しく、どの子も真剣な表情でコントロールボックスにかけた指を動かしていた。
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宇多田ヒカルのプロモーションビデオに登場した人型2足歩行ロボット「PINO」
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「ロボットを作るのが難しかった」と言う燕市宮町、小黒達成くん(10)は、近所の年上の友だちや父に聞いて改良した。達成くんのお父さんも「手伝ってるうちに、はまったというか、必死でした」と親子で力を合わせての参戦だった。
ロボットデモンストレーションでは、喜怒哀楽の表情を作り出しながら音声と表情で返答する東京理科大学工学部小林研究所の受付ロボット「SAYA」や宇多田ヒカルのプロモーションビデオにも登場した人型2足歩行ロボット「PINO」なども登場し、人気を集めた。ほかにも、加茂青年会議所のカモレンジャーが応援に駆けつけ、スピリットカードの配布などを行い、来場者を楽しませた。
丸山理事長は、「ロボコン」なら燕三条と言われるような、ものづくりの町から発進するイベントとして継続できればと期待していた。ロボットコンテストの6位以上とデザイン賞は次の通り。敬称略。
【コンテスト結果】▲優勝=高橋正哉(得点1,150点)▲2位=簔口憂羽(820)▲3位=熊谷建哉(680)▲4位=武藤泰造(660)▲5位=田巻諒平(615)▲6位=南波拓海(279.5)
【 デザイン賞】▲関しおり▲竹野太唯樹
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