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うつわや風花で『今、会いにゆきます』の劇中絵本を描いたこじまさとみさんの作品展(2006.9.9)
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陶芸教室・陶芸販売「うつわや風花」=目黒真恵さん経営・三条市東裏館1=では、9日から10月7日まで同店で「little library こじまさとみ展」を開き、映画『いま、会いにゆきます』の劇中絵本や舞台セットのイラスト制作をしたイラストレーターこじまさとみさん(32)=神奈川県鎌倉市=の作品を展示している。
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10月7日まで、うつわや風花で開かれいてる「little library こじまさとみ展」にあわせて来店した作者のこじまさん。
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作品展では、小さな図書館の意「little library」をテーマに、優しい色合いの水彩と鉛筆で制作した絵と文章の新作15点を含む小品合わせて17点を展示。新作の多くは、インチサイズの額に納めることを想定して制作した130×185ミリの作品だ。
年2回ていどのペースで発行しているフリーペーパー「Apple Clover」も展示するほか、便せんセット(525円)やフリーペーパーのバックナンバーをセットにして手づくりの袋に入れたもの(1,680円)なども販売している。
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棚に並ぶこじまさんの作品
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こじまさんは、大ヒット映画『今、会いにゆきます』の中で重要なアイテムとなっている絵本『おぼえていてね-アーカイブ星ものがたり』=小学館=の挿絵や舞台セットのイラストを制作した。
子どものころから絵を描くことが好きだった。中学校時代に美術で飛び出す絵本を作ったのがきっかけで、将来は絵の仕事に就きたいと考えるようになった。
デザインの専門学校を卒業後も、働きながら絵本とデッサンの専門学校に通い計3つの専門学校で学び、1997年には半年間、渡米して水彩画も学んだ。個展や企画展で精力的に作品を発表し、フリーペーパーの発行、本の挿絵や雑誌のイラストなども手がけている。
今回の作品展のために来店したこじまさんは、「映画の仕事は幸せな仕事」。夢の実現は「まだ、ここから」で、「いい絵本を作るために、作品を作り続けたい」と話す。
さらに、夢をもつ人たちには、こじまさん自身も言われてきた「本当にやりたかったら、時間がかかっても続けなさい」というメッセージを贈る。「続けることでつながりもでき、そのつながりを大切にしたいなと感じています」と、きずなの力を信じている。
月曜は定休日、それ以外は毎日午前11時から午後7時まで開いている。入場無料。
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