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10日までナチス・ドイツの迫害からユダヤ人を救った杉原千畝のパネル展(2006.9.9)

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(財)新潟県国際交流協会と燕市国際交流協会は、10日まで県央地域地場産業振興センターでパネル展「勇気の人・杉原千畝(ちうね)〜助けられた命のメッセージ」を開いている。

10日まで県央地域地場産業振興センターで開かれているパネル展「勇気の人・杉原千畝(ちうね)〜助けられた命のメッセージ」

10日まで県央地域地場産業振興センターで開かれているパネル展「勇気の人・杉原千畝(ちうね)〜助けられた命のメッセージ」

杉原千畝(1900−1986)は、1924年に外交官となり、39年に日本領事館を開くためリトアニアに向かった。1940年ナチス・ドイツに占領されたポーランドから逃げてきた多数のユダヤ人が、安全な場所に逃げるための方法として日本の通過ビザが必要で、日本領事館にビザの発給を求めた。

千畝は、本国外務省に伺いを立てたが、ほとんどが受給資格を欠いたため許可は下りなかった。そんななかで、ユダヤ人を助けようと命がけでビザを発行し、少なくとも6.000人の命を助けたとされる。

パネル展は、同センターの体験工房で開いており、千畝自身や、当時のリトアニア、さらに千畝がビザを発行したことで助かった家族の写真など30点余りを展示して、千畝の功績などを紹介している。

主催の両協会では、杉原千畝を知ってもらい、平和を作り出すためにどんなことができるかなどを来場者に考えてもらえればとしている。

パネル展は午前9時半から午後5時までで、10日は午後3時まで。入場無料。