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17日開かれた今井邸修復チャリティー市民呈茶席に約150人来場(2006.9.18)
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三条市を中心に茶道をたしなむ男だけでつくる男子茶遊会(山本和俊会長・10人)は17日、初めて会場を三条市・パルム2に移して「今井邸修復チャリティー市民呈茶席」を開き、約150人が「秋の夜」の趣向の茶会を楽しんだ。
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17日、初めてパルム2を会場に開かれた男子茶遊会の今井邸修復チャリティー市民呈茶席
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恒例の市民呈茶席の会場に利用してきた三条市丸井今井邸が8月の火災で使えなくなったため、初めてパルム2に会場を移すとともに、1席500円の茶券の売り上げと会場に設置した募金箱に寄せられた善意を丸井今井邸修復に寄付するチャリティーとして開いた。
毎回、男ならではのアイデアも来場者を楽しませる呈茶席。今回は純和風の丸井今井邸とは正反対な現代的な商業ビルのフロア。待合いと茶室にパーテーションで仕切り、いすに座って茶をいただく立礼(りゅうれい)で行った。
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立礼で茶をいただく客
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茶室はブラインドを閉めて蛍光灯の半分を消して薄暗くし、ホームセンターで買った材料で会員が手作りしたグレーと黒のびょうぶを立てて夜の雰囲気を演出。黒タケやススキを生け、軸の円相(えんそう)を月に見立て、無機質なビルの空間をモダンな秋の月見の風情を演出した。
来場者は、待合いからパーテーションの向こうの茶室に入った瞬間に「あーら、すてき」と申し合わせたかのように驚き、気楽な呈茶席で道具組の由来などを質問しながらゆったりとお茶を味わっていた。
年内は丸井今井邸の利用ができない見込みなので、次回12月17日の市民呈茶席もパルム2で開く。茶の点前(てまえ)はもちろん、初冬にあわせた趣向も楽しみだ。
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