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新潟で初めて建設業者の新分野進出を支援する建設業新分野進出セミナー開催(2006.9.22)
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独立行政法人中小企業基盤整備機構関東支部と北陸地区建設産業再生支援総合連絡会議は22日、中小企業大学校三条校で平成18年度「建設業新分野進出セミナーin新潟」を開き、県内の建設業関係の66人が参加し、農業や地域、観光、コミュニティ産業など新分野進出へのヒントを探った。
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22日、中小企業大学校三条校で開かれた建設業新分野進出セミナーin新潟
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10年ほど前、北陸地方で建設投資がピーク時の6割ていどに落ち込む厳しい経営環境のなか、経営基盤強化や新分野進出などの経営革新に意欲的な建設業者を支援しようと各地で開いているセミナーで、新潟県で開いたのは初めて。今年度はほかに富山、石川でも開く。
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講師の東京工大統合研究院社会科委託研究部門・米田特任教授
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午後1時半からのセミナーでは、国交省北陸地方整備局、農林水産省、中小企業基盤整備機構関東支部の担当者が、それぞれの支援施策などを説明したあと、東京工業大学統合研究院社会科委託研究部門の米田雅子特任教授が「時代の変化に対応する建設業の新分野進出〜建設業の新規事業展開に係る経営戦略構築のポイント〜」のテーマで講演した。
米田教授は、全国的に見ると新潟は大地震や豪雨災害の復興などで仕事が多いが、来年までにいろいろな復旧事業が終わるため、「仕事がなくなってからでは遅いので、今から選択肢のひとつとして考えたほうがいい」と新分野進出に備えるよう提案。実際に建設業者が農林水産業、介護・福祉、環境・リサイクル、医療分野など数々の新分野進出した事例を紹介した。
北海道の建設会社11社が共同で清掃業に参入した事例では、施設の清掃と同時に建設業者ならではの維持修繕も行い、既存業者との差別化に成功したことも紹介。具体的な事例にメモを取る参加者も多く、新たな可能性を逃すまいと真剣に聴き入っていた。
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