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高橋三条市長が退職申出を提出、定例会で「後悔も思い残すこともひとつもありません」(2006.9.27)
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高橋一夫三条市長は27日、五十嵐川の河川改修のめどがついたことなどを理由に退職の申出を提出。この日が最終日だった定例会で「後悔も思い残すこともひとつもありません」とあいさつし、これまで自身を支えた議会や大勢の市民に感謝した。
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退職申出を村上議長に提出する高橋市長
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定例会で議案採決後、高橋市長は休憩中に議長室を訪れ、村上幸一議長に一身上の都合で市長を退職したいとの内容で退職申出と書いた書面を手渡した。すぐに議場に戻ったあとは、佐藤助役や吉田総務部長らと笑顔で話していた。
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提出した退職申出
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退職申出提出後、定例会であいさつする高橋市長
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議会再開後、あいさつに立った。退職の理由について、一昨年の7・13水害以降、責務として取り組んできた五十嵐川の抜本的な改修にめどがついたこと、来月で仮設住宅の入居者が来月にいなくなること、河川改修に伴う250世帯の移転対象世帯の契約にめどがついたことをあげた。
さらに、市長就任以来の課題だった斎場が建設に向けて進み出したこと、昨年2月に特発生食道破裂で手術、入院してから体は病気前とはほど遠い状況にあることなどを説明した。
高橋市長は、「市長になって7年6カ月、市民のためよかれと思うことは一生懸命にやってきたつもりであります。そして今、後悔も思い残すこともひとつもありません」と感謝し、「これからは、新しい若い聡明(そうめい)な実力に満ちたリーダーをもとに新三条市のますますの発展を」と願い、「大変長い間、お世話になりました」と深く頭を下げた。
高橋市長は平成11年4月26日に旧三条市の市長として就任2期を務め、17年4月30日合併に伴い失職。同年5月1日に新三条市が誕生し、同年6月12日に新三条市の初代市長に就任。任期途中のこの日、退職の申出を提出、任期は10月17日までとなった。
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