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30日に三条高校の「県民の森」で第1回植樹祭、植樹の参加を呼びかけ(2006.9.28)
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昨年、三条市月岡1地内に新築移転した三条高校敷地で「学校と地域で創るふれあいの森」をテーマに森づくりを行う三条高校「県民の森」づくり代表者会議(会長・荒木勉三条高等学校長)は、30日に第1回植樹祭を行うので、約1,200本の苗木を植える市民の参加を呼びかけている。
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30日に第1回植樹祭が行われる三条高校の「県民の森」
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三条高校の「県民の森」は、「にいがた緑の百年物語」の一環で、同校の新築にあわせて、教育環境の向上と学校が地域住民の憩いの場として親しんでもらえるようにと校舎正面の市道側、約3,704平方メートルの用地に造成された。
平成16年度から県と三条高校、自治会など地域代表やNPO法人と森づくりの検討を重ね、ことし8月に三条高校「県民の森」づくり代表者会議を組織した。
地元の山に自生するケヤキやクヌギ、ヤマモミジなどで形成する里山風の森を苗木から30年、50年と時間をかけて学校や地域で育てていく計画で、一角にはチョウが好む植物などを植えるバタフライガーデンも併設する。
30日の植樹祭は午後1時から開園式を行い、1時半ころから植え方のオリエンテーションを行って参加者に植樹してもらい、3時半に終わる。大雨でなければ雨が降っても行う。
植樹する木は約50種の1,200本。(財)内田エネルギー科学振興財団、新潟トヨペット(株)、三条・三条南・三条北・三条東ロータリークラブ、三条中央ライオンズクラブ、南蒲原森林組合などが提供する。なかには一昨年の7・13水害の記憶を伝え、地域が復興する緑のシンボルにと緑化団体が水害後に五十嵐川河川敷で採取した実から苗を育てたオニグルミもある。
また、この日は午前10時から11時50分まで校内で森の学習会を開き、片岡広夫NPO法人エコロジーネットワーク理事長から「苗木から育てる命の森づくり」、富取満同副理事長から「学校のバタフライガーデン」、本間隆平県野鳥愛護会会長から「実のなる木と野鳥」のそれぞれ講師とテーマで聴講する。
植樹祭に参加したい人は、移植ごてなどミニスコップや軍手を持参し、森の学習会に参加したい人は筆記用具を持参する。参加費は無料。また、当日は同校の文化祭「9月祭」も行われており、大勢の参加を呼びかけている。
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