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県内12市1村でパスポート発給事務がスタート、三条市では初日に32人が申請(2006.10.3)
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県からの事務委譲で10月から県内の12市1村でパスポート発給事務がスタート。三条市でも市民課にパスポートカウンターを設置して発給事務を始め、実質的な初日の2日は32人の市民がパスポートを申請した。
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市民課窓口にパスポートカウンターを設置してパスポート発給業務をスタートした三条市
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ことし3月に県が策定した「県からの市町村への事務・権限の委譲計画」による対象事務の「一般旅券の発給等に関する事務」に委譲希望を出した自治体で発給事務がスタートしたもの。県央地域ではほかに燕市、加茂市、弥彦村も申請窓口を設置した。
三条市では、市民課窓口に天井から「パスポート」とあるプレートを下げてパスポートカウンターを新設。専任の嘱託員1人と県の研修を受けた市民課職員3人が対応する。
市役所で行う事務は、パスポートの新規発給のほか、訂正や増補、紛失や焼失の届け出の受理など。10月から発給する旅券はすべてICチップを組み込んだIC旅券になる。
パスポートの交付には、申請した日から休日を除いて10日程度かかり、この日申請した人への交付開始日は16日。市から郵送される連絡はがきや受領証、収入印紙・証紙などをカウンターに持参して本人が受け取る。
申請と交付は土、日曜と祝日を除く午前8時半から午後5時まで行い、交付は日曜も取り扱う。
初日2日は、ほとんど切れ目めなく市民が申請に訪れ、昼休みに混み合うこともあったが、目立った混乱はなかった。
三条市大面の土田備幸さん(26)、祐子さん(33)夫婦は、少し遅い新婚旅行のためにパスポートの申請に訪れ、「近くでできてよかった。便利ですね」と、県庁へ足を運ばずに市内でパスポートの手続きをすませられて喜んでいた。
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