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8日、昨年に続いて越後くがみ山・酒呑童子行列(2006.10.6)
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燕市分水観光協会と分水異業種交流会は8日、燕市分水地区・砂小塚に生まれたとされる伝説の鬼・酒呑童子(しゅてんどうじ)にちなんで「越後くがみ山 酒呑童子行列」を行い、570人の参加者が願いを込めた鬼の面をかぶって国上寺から酒呑童子神社まで練り歩くとともに、県内地酒試飲会やてまりの湯無料開放の協賛行事も行う。
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酒呑童子行列の参加者募集ちらし
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酒呑童子伝説は、砂小塚で生まれた外道丸は、大きくなるにつれ乱暴者となり国上山に稚児として預けられたが、母の死を機にひたすら仏道の修行に励んでいた。まれにみる美男子の外道丸には娘たちから恋文が山のように届いたが、開けることなく修行に励んだ。ある日、外道丸からの返事が来ないことを悲観した娘が命を絶ったことを知り、恋文の入ったつづらを開けると紫色の煙が立ち上り、外道丸を鬼の顔に変え「酒呑童子」となってしまったという。
酒呑童子行列は、「もし、自分が恋文を読んでいたら」と悔やみ、娘たちの思いを昇華させてやりたいとの酒呑童子の思いが宿る酒呑童子神社で願いを成就するための行事として、旧分水町で昨年初めて開いた。昨年は500人が参加して好評。ことしは事前に行列参加者の鬼を募集し、燕市を中心に570人が申し込んだ。
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300円で買うと地酒試飲会に参加できる酒呑童子ぐい呑み
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行列は、太鼓、外道丸、酒呑童子、舞姫、御輿に続いて面をつけて鬼にふんした参加者が午後3時に国上寺を出発し、4時にてまりの湯から歩いて数分のところにある酒呑童子神社で満願成就祈願をしたあと、4時半に道の駅「国上」に到着。同所では、よさこいソーランや分水太鼓、みこしの披露が行われ、5時ころに「酒呑童子」の仕掛け文字の花火と小型スターマインを打ち上げてフィナーレを飾る。
また、当日は協賛行事として、午前10時から道の駅「久賀美」を会場に300円の酒呑童子ぐい呑みを購入して参加できる県内酒蔵元提供の地酒試飲会、やきそばや農産物など販売の一日物産展を行い、てまりの湯では通常500円の入館料を無料にして終日、開放する。
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