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10月22日まで燕市産業史料館で日展作家、中山八重子七宝展(2006.10.8)
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燕市産業史料館では、6日から22日まで同史料館で中山八重子七宝展を開いており、日展作家、中村八重子さん(70)=新潟市寺尾=が日展や日本現代工芸美術展で入選した作品など32点を展示している。
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10月22日まで燕市産業史料館で開かれている中山八重子七宝展
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中村さんは湯沢町生まれで、1970年に七宝の石山恵美子さんに師事。79年から新潟県芸展に連続入選し、80年から県展18回入選、87年から日展入選9回。(社)現代工芸美術家協会本会員で県美術家連盟会員、現代工芸新潟会会員でもある。
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中山さんの作品
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作品展では、約155×110センチの大作まで初期に制作した平面作品18点と、98年以降の立体作品14点を展示。初めて立体に挑戦して第30回日展に入選した「きざし」から、ことしの第45回日本現代工芸美術展入選作品まで見応えのある作品が並ぶ。
立体作品は、木やアクリルの素材に塗ったうるしの黒。そこに七宝の鮮やかな緑や赤、落ち着いた色合いだが寂しさを感じさせない青や茶を組み合わせる。七宝はイメージ通りに発色するまで7、8回焼き、自在に色のバランスやコントラストをコントロールしている。
子どもと来場した女性は「うわ〜すてきだね〜」、年配の男性は「このグラデーションは難しそうだ。模様の境目はどういうふうにしたんだろう」と、それぞれの視点や感性で作品を鑑賞している。午前9時から午後4時半まで開館、10日と16日は休館。入場料はおとな300円、子ども100円で、土、日曜と祝日は燕市内の小中学生は無料。
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