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11月4日、6日と石川雲蝶を訪ねて三条市教委の秋の文化財めぐり(2006.10.17)
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三条市教育委員会は11月4日と6日の2日間、秋の文化財めぐりを行い、幕末の彫り師、石川雲蝶(いしかわ・うんちょう、1814−83)が三条市や長岡市(旧栃尾市)に残した作品を見学するので、参加者を募集している。
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秋の文化財めぐりで見学する石動神社の拝殿欄間「竜神俵藤太」(三条市指定文化財)
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2日間とも同じ内容で行う。午前8時半に栄、下田庁舎から市のマイクロバスで出発、9時に三条市歴史民俗産業資料館で合流して見学に向かい、各地に残された雲蝶作の置物や彫刻を三条市文化財保護審議員の解説で鑑賞する。
三条市内で本成寺、蓮如院、要住院、静明院、本照院、栄地区吉野屋の石動神社(いするぎじんじゃ)を見学。栄農業改善センターで持参した昼食を食べ、午後からは長岡市栃尾地区で常安寺秋葉三尺防奥の院と栃堀地区の貴渡神社(たかのりじんじゃ)で長岡市指定文化財の彫刻を見学し、午後4時10分ころに下田庁舎、4時半に三条市歴史民俗資料館、5時に栄庁舎に帰着、解散する。
雲蝶は江戸の雑司が谷で生まれ、30代で越後に入り、三条で婿養子に。数々の作品を残して三条町の四ノ町で亡くなった。
文化財めぐりでは、以前にも雲蝶の作品を訪ねたことはあるが、長岡市の貴渡神社を訪れるのは今回が初めて。同神社は養蚕を始めた貴渡の翁をまつっており、雲蝶の養蚕や機織の作品も見られる。
定員は1日30人、参加費は200円。16日までの申し込み状況では、6日が定員まであと数人だが、4日はまだ余裕がある。参加したい人は19日までに市教委生涯学習課(電話:0256-45-1113・内線294)へ申し込む。
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