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加茂JCが約3万枚の使用済み切手で屏風3点の絵柄を描き、24日までお披露目(2006.10.17)
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(社)加茂青年会議所(涌井源一郎理事長)では、24日までメリア=加茂市駅前2=1階で「小京都夢屏風」展示会を開いており、使用済み切手約3万枚をモザイクのように張り込んで加茂にちなんだ絵柄を製作したびょうぶ3点を展示している。
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24日まで加茂市・メリアで開かれている加茂JCの「小京都夢屏風」展示会、手前は「カモレンジャー」の図柄
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それぞれのびょうぶは、再利用のふすま4枚を横につないだ、いわば四曲びょうぶ。びょうぶ1点に約1万枚の使用済み切手を使い、切手に使われている色を絵の具代わりにして切手を張り込んだ。タイルを使ったモザイクの要領で、近づいてみると確かに切手だが、びょうぶから離れると絵が浮き上がってくる。
絵柄は、「加茂の宝」がテーマのユキツバキや加茂川のこいのぼり、粟ヶ岳などを表したびょうぶが1点。それと加茂に伝わる加茂次郎吉綱公伝説の「加茂次郎」、さらにご当地ヒーローの小京都戦隊「カモレンジャー」。地元中学生から図案を描いてもらった。
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加茂の宝をテーマにしたびょうぶ
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同青年会議所の小京都まちづくり委員会(高橋一行委員長)が、そこに住む人の力で地域らしさを表現し、発信しようと企画。日本郵趣会から使用済み切手の提供を受けてスタートした。
まずは、封筒やはがきに張ってある切手をはがす作業から。6月から8月までかけて同青年会議所会員をはじめ、地元商店街のおかみさんや中学生も参加して切手をはがし、約50種類の切手を色分けのため分類した。
7月29日に加茂公民館でびょうぶに切手を張る作成会を開き、中学生が中心に参加して加茂の宝と加茂次郎の2つのびょうぶを完成させ、9月9日に加茂川河川敷で行ったイベント「小京都十五夜ものがたり」の会場で披露した。
「カモレンジャー」のびょうぶは、イベント会場で来場者から切手張りに参加してもらったが未完に終わったため、最後は会員で完成させ、今回が3点そろっての初披露。「何だろうと思って近づいたら、切手で驚いた」、「よく作ったねえ、すばらしい」と来場者を驚かせたり、感心させたりしている。
高橋委員長も「使用済み切手で作ったびょうぶでは、大きさも使用枚数も日本一かもしれない」と出来上がりに大満足。たくさんの人に見てもらいたいと来場を呼びかけている。
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