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旧三条東高体育館の一ノ木戸小体育館の解体準備始まり、間もなく43年の歴史に幕(2006.10.17)
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三条市興野に昭和38年に建設された旧三条東高校体育館、今の三条市立一ノ木戸小学校第二体育館の老朽化に伴う解体工事の準備作業が16日から行われており、間もなく43年余りに及ぶその役割に静かに幕を引く。
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解体作業に伴う準備の足場組みが始まった一ノ木戸小第二体育館
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同体育館が建設されたのは県立三条東高が女子校だった時代。同校が昭和57年に入蔵地内へ新築移転し、体育館は三条市に移管された。
移管後は近くの一ノ木戸小学校第二体育館として新たな役割を与えられ、近年は学校開放の一環で第二中学校がテニスの部活動に利用したり、夜はスポーツ団体がバスケットボールやアーチェリーなどに利用してきた。
一昨年の7・13水害直後には、水害で泥水につかった土器などの遺物を洗って乾かす作業場所として数カ月間使われた。その後は、老朽化で雨漏りや床の痛みが激しく、走るのも危険なため、アーチェリーの団体だけが9月まで利用していた。
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まるで水害に遭った体育館のように床がでこぼになり、板がはがれたところもある痛々しい体育館
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床板はまるで水害で浸水したかのようにでこぼこに波打っている。高校生の歓声が響き、スポーツに汗を流した時代を知る人には目を覆いたくなるような痛々しい姿に変わり果てている。
水害後、敷地内に設置された仮設住宅が9月中旬までに撤去されるのを待って解体作業となった。工期は9月29日から12月27日までだが、一足早く16日から足場を組むなどの作業にかかった。
跡地は仮称・第二中学校区公民館の建設予定地になってはいるが、具体的な建設計画はまだない。市職員駐車場に利用する話もあるが、市では解体後の利用は未定としており、財政難のなか、しばらくはさら地の状態が続きそうだ。
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