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三条第三中生徒会が丸井今井邸復興の募金活動(2006.10.20)

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三条市立第三中学校(樋浦貞吉校長・346人)の生徒会は、6月の火災で被害を受けて利用を中止している三条市丸井今井邸の復興に役立ててもらおうと、募金活動を行っている。

19日夜、ジャスコ三条店前で街頭募金を行った三条第三中生徒

19日夜、ジャスコ三条店前で街頭募金を行った三条第三中生徒

丸井今井邸は、同校の学区内にある。生徒は校外活動でスケッチしたり、ウオークラリーで立ち寄ったり。小学生のころに丸井今井邸の子ども向けの講座に参加した生徒もいる。

生徒には親しんだ場所だが、6月の火災で類焼、10月2日に本格的な復旧が始まったところで、今も利用はできない。

玄関前で来店者に善意を呼びかける生徒

玄関前で来店者に善意を呼びかける生徒

そこで同校生徒会執行部では、一日も早く元の姿に戻るようにと、募金活動を計画。執行部とボランティア委員を中心に1年生から3年生まで119人が参加し、ローテーションを組んで17日から20日までの4日間、朝は学校玄関前、放課後は午後5時から1時間、学校となりのジャスコ三条店の入り口前で募金活動を行っている。

19日夕方のジャスコ三条店でも、制服の生徒約25人が募金箱を手に、「丸井今井邸再興募金にご協力をお願いしまーす!」と大きな声で来店者に呼びかけ、「地域の皆様へ」と書いた募金の協力を求めるちらしを手渡した。

暗くなった街頭で声を張り上げる生徒に「頑張ってね」と声をかける来店者も多く、募金箱は善意とともに重くなった。募金箱の数が足りず、代わりにハンカチで善意を受け取っていた女子生徒は、「募金て楽しいかも。募金してくれる人がいることがうれしい」と、目に見えない気持ちの手応えを感じていた。

街頭募金は20日で終わるが、28日の文化祭でも募金箱を設置して善意を募り、11月初めに丸井今井邸保存会に寄付する。