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下田地区で20日にクマ2頭を捕獲し、これで今秋7頭捕獲(2006.10.20)
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三条市内では主に下田地区で毎日のようにクマの目撃情報が寄せられているが、三条市では9月末から猟友会三条支部下田分会にクマの捕獲を依頼しており、20日早朝に下田地区で2頭が捕獲され、これまでに捕獲されたクマは7頭になった。
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20日に猟友会三条支部下田分会が捕獲した2頭のクマ
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20日に捕獲された2頭は、いずれも体重約150キロ、体長約150センチの大きなクマ。夜明け前にそれぞれ栗山と大谷地で捕獲した。
下田地区でのクマやその足跡などの目撃情報は、ことし9月14日から20日までに49件を数える。民家のそばなど人に被害が出る危険性の高い場所に猟友会がわなを仕掛け、捕獲している。
このところ下田地区では毎日、目撃情報が数件もあるため、防災行政無線を使って火曜と木曜を除く平日の朝昼晩と土、日曜の朝晩、地区全域の屋外スピーカーで注意を呼びかける放送を行っている。
影響は学校活動にも波及している。下田地区への秋の遠足やハイキングを別の場所に変えたり、中止したりする学校があり、地元小学校でも粟ヶ岳登山の計画を弥彦山に変更したところがある。
さらに里へ下りた三条地区でも15日以降、山手の上野原、柳沢、東大崎2で計3件の目撃情報があり、三条市では目撃情報のあった付近にクマに注意を呼びかける看板を設置し、ちらし配布や巡回広報を行っている。
三条地区の大崎小学校ではPTAが中心となって呼びかけて上野原や柳沢の児童は保護者が車で送迎するなどの対応を取って警戒を強めている。
市によると、下田地区のホームセンターでは一時、クマよけの鈴が売り切れになるなど住民への周知は浸透しているようだが、山に入る行楽客も十分に注意してほしいと呼びかけている。
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