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三条・二七の定期市でサツマイモを売る飯田小3年生に買い物客殺到(2006.10.27)
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総合的学習の一環でサツマイモで下田地域のPRをと、ことしも下田地区の三条市立飯田小学校(上野司校長・児童138人)の3年生が27日、三条市の定期市に出店して自分たちで育てたサツマイモを販売した。
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27日、二七の定期市でにぎわう中央市場で懸命にサツマイモを売りさばく飯田小3年生
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旧下田村を隣りの旧三条市にPRしようと合併前の2003年から毎年、3年生が旧三条市の定期市でサツマイモを販売している。ことしは3年生31人が参加し、午前9時半過ぎから二七の定期市でにぎわうJR北三条駅前付近の中央市場に出店した。
明け方の雨があがって晴れ間が広がり、定期市を運営する三条市場親和会が準備してくれたビニールシートの屋根付き店舗で店開きした。
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開店直後、店の前は壁のような人だかり
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6月に学校近くの畑を借りてサツマイモ「ベニアズマ」の苗を植え、草取りなどの管理をし、10月末に収穫したサツマイモを1キロ250円で300袋を販売した。
また、サツマイモを買ってくれた人には、児童が地域の人に聞いたり、インターネットで調べたりした「サツマイモじょうほう」やアイスクリーム、チップスなどサツマイモを使ったレシピ、「どれくらいおいしかったですか」などの質問を書いたアンケートはがきを手渡した。
市場では開店前から20人以上の客が並び、開店と同時に児童の前に壁ができたような人だかりに。予想外の大繁盛に、児童は笑顔を見せる余裕もなく、いきなりの目の回るような忙しさに「楽しいけど、忙しい〜」。注文に応じてサツマイモを袋に入れ、計算を間違えないように何度も確認して釣り銭を手渡していた。
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客足が一息つくとようやく「サツマイモで〜す!」の呼び込み
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開店直後のにぎわいが一息つくと、ようやく笑顔がこぼれ、「ぼくたちが育てたサツマイモで〜す。買ってくださ〜い」と市場中に聞こえるくらい大きな声で呼び込みに励んでいた。
サツマイモの売上は、児童たちが今後、相談して募金することを考えており、一部は頑張ったほうびに11月10日に学校で開くサツマイモパーティーでも使う計画だ。
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