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パワフル国定三条ひとつ大集会に国定氏と同世代を中心に約200人参加(2006.10.28)
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三条市長選挙に出馬する国定勇人氏(34)の後援会は、27日午後7時半から三条市総合福祉センターでパワフル国定三条ひとつ大集会を開き、30歳代を中心に約200人が参加して国定氏に率直な疑問をぶつけた。
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27日、三条市総合福祉センターで開かれたパワフル国定三条ひとつ大集会
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国定氏と同世代の若者を中心に参加を呼びかけ、子ども連れの夫婦や仕事帰りで職場の制服を着た人が目立った。国定氏も妻の律子さん、3歳の長男といっしょに出席。「若い力とともに栄えある三条市であり続けるために一生懸命、貢献していきたい」と出馬の決意を述べ、自身の経歴や出馬の経緯を話したあと、来場者の質問に答えた。
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妻、子どもとともに質問に答える国定氏
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安定し、恵まれたキャリア官僚を捨ててまで市長選に立候補する理由を問われて国定氏は、「これから先、どんな境遇になったとしても三条で生きていきたいなと思ったのが、あの(三条市に出向した)3年間であり、今回、自分の行政マンとしての力を最大限に発揮できる職務に就けるかもしれない、そういういうチャンスを与えてくださったという巡りあわせも決断させた大きなきっかけだった」と答えた。
市のリーダーを任せられる不安などの質問には、市長選という大きな不安はあるが、市役所での3年間の経験から、まったく知らない人よりは職員をよく知っているつもりとし、「職員とのコミュニケーションはすぐに図れると考えておりますし、そういった中で組織運営をしていく自信はあります」ときっぱり。
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参加者と握手して見送る国定氏夫妻
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最も時間を割いて答えたのが、7・13水害について。情報政策課長として災害対策本部で避難所の避難者をすぐに検索できるシステムをつくろうとパソコンで避難者リストを入力しているとき、泥だらけの小学生の男の子が本部を訪れ、「お父さんとお母さんが見つからない、どこにいるんですか」と聞かれたが探し出せなかったエピソードを紹介した。
「そのときに、行政サービスって何だろうとジレンマとして思った」、「生命財産を守るのが行政でありながら、問いかけられたお子さんに対して正確に答えられなかった悔しさは今でも思っている」、「中央省庁より市役所の仕事が行政サービスとしては真の意味があると感じた」と、肌で感じた現場での市民と行政の直接的な接点の重みを語った。
ほかにも、手を上げる参加者にマイクを渡して、子どもの遊び場や教育、救命救急体制に対する考え、自身のセールスポイントなどの質問に次々と答えた。子どもたちのはしゃぎ声が響き、国定氏に代わって律子さんが妻の立場で答える場面もあり、和やかな雰囲気のまま1時間余りで終わった。
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