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三条市保内地内に三条地区で初めてとなるクマの箱わなを設置(2006.11.1)
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10月29日に三条市三条地区、下保内地内の住宅敷地内でカキの木が折られる被害があったことから、三条市は翌30日、同地内に三条地区で初めてとなるクマを捕獲する箱わなを設置した。
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クマの痕跡が見つかった三条市保内地内に設置した箱わな
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被害があったのは、三条市保内公園前から1キロほど加茂市寄り。29日朝、住宅の敷地内やそこから数十メートル山側でカキの木が折られ、カキを食べたあとやクマのふんが見つかった。その後、さらに50メートルほど離れたところでもカキの木にクマのつめあとが見つかった。
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箱わなをしかけた周辺に三条市が立てた「クマわな設置中」の看板
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三条市では猟友会に箱わなの設置を依頼し、30日夕方までに枝を折られたりした民家の柿の木から数十メートル山側の茂みの中に設置した。鉄製の四角いおりで、クマが中に入ってえさを食べると扉が下がって閉まる。
付近に「クマわな設置中」の看板を立て、周辺住宅にちらしを配ってわなの設置を知らせるとともに、近寄らないように注意を呼びかけている。また、10月30日から11月30日まで、保内公園の見晴台頂上に向かう途中から一部を立ち入り禁止にした。
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クマがつめあとを残した保内地内の住宅そばのカキの木
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ことし春から10月31日までに三条市内のクマの目撃や出没の痕跡に関する情報は、下田地区81件、三条地区9件の90件にのぼる。捕獲したクマは下田地区では31日に鹿峠と遅場での1頭ずつを加えて10頭、三条地区は東大崎2で1頭の計11頭になった。
30日には下田地区の笠堀ダムで女性がクマに襲われてけがをしており、三条市ではクマは警戒心が強く、音に敏感なので、クマの出る可能性の高い場所では自分の存在を知らせるために複数人で行動し、鈴やラジオなどの音を鳴らして歩くなどの対策を呼びかけている。
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