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燕三条JCが三条市長選出馬表明の国定氏と山井氏をパネラーに開いたまちづくりフォーラムに市民約400人(2006.11.3)
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(社)燕三条青年会議所(丸山光博理事長)は、三条市長選挙の告示日が間近にした3日午後1時半から三条市厚生福祉会館で「まちづくりフォーラム〜三条市公開討論会」を開き、三条市民約400人が市長選挙に立候補を表明している国定勇人氏(34)と山井伸泰氏(59)の2人の考えを聴いた。
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「まちづくりフォーラム〜三条市公開討論会」のパネラー、国定氏(左) と山井氏(右)
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質問は、三条市をどうしたいかに始まって、産業振興、子育て支援、教育、医療・福祉制度、災害対策・社会資本整備、行政・財政改革、県央地域の今後の8点。事前に両氏に質問を示し、会場で話してもらった。
両氏とも三条市の厳しい財政状況を前提に具体的なアイデアも交えてていねいに答えたが、互いに何度か「同感」と口にするなど、決定的な考え方の違いは見られなかった。
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約400人が来場した会場
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県央地域の今後の合併については、両氏ともさらなる合併が必要で、すぐに合併するのは現実的に難しく、あらためて合併を議論する環境づくりが必要とする方向でそれぞれが考えを述べた。
国定氏は、「まずはできるところから、三条市が厳しい財政状況にありながら、着実に行政のサービス向上、それによって生活基盤を向上させ、人の流れを活性化させていく。それによって産業、農業が今一度、活性化できる。そうしたまちづくりをしていかなければならない。それこそ唯一、今の三条市に残された道だと考えている」。
山井氏は「県央地域の今後は、資本と人口の集積をどうやって図るか。(行政と)住民が議論して進めていく一点」とし、「それには市長1人ではどうなるものではない。職員、議会、なによりも市民の皆さんが意欲に燃えて行政側と議論していけば必ずいい結果を生む」とした。
来場者には年配の人が目立ち、三条地区の60歳代の女性は「少しでもお二人の考えを理解したいと会場に来ました」と話していた。
また、先の燕市長選でも同青年会議所は同様に公開討論会を開いた。そのときは来場者が約1,000人を数えたのと比べると半分以下だった。3連休初日の日中で行楽に出掛けた人が多かったこともあるだろうが、三条市長選に向けた市民の意識は今のところ低調なようだ。
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