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三条地区で今秋2頭目のクマを捕獲、クマは五十嵐川を渡って被害地域拡大の可能性も(2006.11.6)
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6日早朝、三条市下保内地内の住宅裏にクマを捕獲するために設置してあった箱わなに、ツキノワグマ1頭が入っているのが発見され捕獲された。また、前日5日には下田地区で、五十嵐川沿いの高岡地内でのクマ目撃情報が初めてあった。
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下保内のわなにかかったクマを捕獲した三条猟友会(三条市経済部撮影)
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下保内地内でクマを捕獲したわなは、10月末に同地区の住宅敷地内でクマがカキの木が折ったり、実を食べたりしたため、三条市が猟友会に依頼して10月30日に設置した。
鉄製の頑丈な箱わなで、前日5日午後9時ころに近所の人が扉の落ちる音を聞き、猟友会に連絡。6日午前6時ころに猟友会のメンバーがわなに入ったクマを確認、射殺した。
捕獲したのはツキノワグマで、推定年齢8歳のオスで、体長約150センチ、体重約160キロ。三条地区での捕獲はことし2頭目で、前回10月21日に東大崎2の住宅近くで捕獲されたクマと体長はほぼ同じだったが、体重は約50キロ上回り、脂肪がついていたという。
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足の大きさを計測する三条猟友会会員(三条市経済部撮影)
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また、下田地区でも連日、クマの目撃情報などがあるが、前日5日には、三条地区から清流大橋を渡ってすぐの高岡地内で親子グマ3頭の目撃情報などがあった。同地域は、五十嵐川と国道289号線にはさまれた集落で、クマの目撃情報があったのは初めて。
三条市下田サービスセンターによると、5日午前3時ころ、五十嵐川の堤防道路を車で走行していた人が、対岸にゴルフ練習場などがある付近の五十嵐川方向から高岡集落方向に親子3頭のクマが横断しているのを目撃した。
その情報を受けて、市では高岡地内を確認したところ、住宅の庭にあった柿の木3本にクマのつめ跡と同所にふんを発見した。
同地区の五十嵐川対岸にあたる三条地区の篭場でも10月30日に小グマの目撃情報があることや今回の親子グマの目撃情報などから、クマが五十嵐川を渡った可能性もあるとしている。三条市では、引き続き、住民や行楽客に注意を呼びかけている。
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