三条第三中生徒会が募金活動で集めた11万円を丸井今井邸の復旧に(2006.11.8)

三条市立第三中学校（樋浦貞吉校長・生徒347人）生徒会は、6月の火災で被害を受けた三条市丸井今井邸の復興に役立ててほしいと8日、募金活動で集めた11万円余りを丸井今井邸保存会（加藤昇会長）に寄付した。

丸井今井邸保存会の加藤会長に11万円余りの善意を手渡す左から第三中の宗村さん、柴谷さん、堀さん

午後4時半に寄付を受ける側の保存会から加藤会長と外山衛資副会長、深海勉さんと小川高示さんの4人が第三中学校を訪問。生徒会代表で本部書記の宗村太樹さんと柴谷由佳さん、副会長の堀美沙樹さんの3人と樋浦校長らが同席し、宗村さんから加藤会長に「全校生徒で集めました。丸井今井邸のために有意義に使ってください」と112,893円の善意を包んだのし袋を手渡した。

丸井今井邸は同校学区内にあり、復旧工事中の丸井今井邸が一日も早く元通りになればと募金活動を計画。生徒119人が参加して10月17日から20日まで、校内と学校となりのジャスコ三条店、文化祭などで募金した。

加藤会長は多くの生徒や市民の善意を「有意義に使わせてもらう」と礼を述べるとともに、同校生徒の募金活動に背中を押されて丸井今井邸へボランティアに訪れた市民がいたことも紹介。「皆さんの力は影響力があり、うれしく思っている」と感謝した。

さらに、12月25日は復旧工事が完了して三条市に引き渡される計画や工事の状況を説明した。丸井今井邸が利用を再開したら「何かイベントを考えて皆さんにご案内申し上げます」と加藤会長は約束。「今井邸を大切に思ってくれる皆さん（中学生）の気持ちを、さらに多くのみなさんに伝えていく」と話していた。