|
三条市長選は国定氏が4,000票差で接戦に競り勝ち、日本一若い市長が誕生(2006.11.113)
|
|
|
12日投開票が行われた三条市の市長選挙は、前三条市総合政策部長の国定勇人氏(34)と元三条市議会議員の山井伸泰氏(59)の一騎打ちの末、国定氏が山井氏に4,000票近い差をつけて接戦に競り勝った。佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長(36)よりさらに若い、日本一若い市長が誕生した。
|
三条市長選に競り勝った国定勇人氏
|
|
開票結果 |
当 |
国定勇人 |
34 |
無・新 |
28,866 |
|
山井伸泰 |
59 |
無・新 |
24,927 |
開票の結果は、国定氏が28,866票、山井氏が24,927票で、3,939票差だった。
三条市東裏館1の国定氏の選挙事務所では、午後10時40分ころ、開票所の選対幹部から入った情報で勝利を確信し、勝利宣言となった。
|
花束を手に国定氏
|
|
乾杯する支持者
|
|
支持者に感謝し、国定氏を激励する後援会長の高橋前市長
|
選対本部長の高橋一夫前市長が「次の選挙を考えずに、三条市民のために4年間、一生懸命やっていただきたい」と述べ、集まった支持者ら全員で「全国最年少市長、国定勇人市長万歳!」で万歳三唱した。
国定氏はまず、「われわれ、勝ちました。皆さま方に支えていただいたからこそ、この勝利を勝ち取ることができたんです」、「10月9日に三条市に戻ってきて、ほんとに良かった。ありがとうございます」と運動員、支持者に感謝した。
「わたしは皆さま方の前でもう一度誓います」として、「この三条市をしっかり守り抜く、新潟、長岡の間にこの愛すべき三条市を埋没させることのないよう、しっかり頑張っていきます」と選挙戦中、繰り返した決意をあらためて示した。
最後に「支援者をはじめ、懸命で冷静な判断をしていただいた三条市民に深く感謝を申し上げ、わたしの勝利の宣言をさせていただきます」と深く頭を下げた。
支援者から花束を受けたり、握手を求められたりするなか、燕市の小林清市長も当選祝いに駆けつけて握手。国定氏は支援者と乾杯のあと、11時過ぎころには同事務所をあとにし、栄地区と下田地区の選対本部へとあいさつに向かった。
一方、山井氏は月岡地内の事務所で、10時40分ころ開票所の選対幹部から入った連絡を受けて敗戦の弁を述べた。
|
後援会事務所で開票を待つ山井氏
|
「当初のあのスタートから、あのいきさつから、ある意味ではよくぞここまで追い上げてこれた。そういう意味では負けたとはいえ、2万余の数字は国定新市長さんも無視するわけにはいかないだろうと思う」として支援者に感謝を述べた。
さらに、「2万余のわたくしにちょうだいした力は、新市長はなぜかということを常に頭に置いて市政執行にあたっていただきたい。負けた人間が注文するのもいかがかと思いますが、わたくしのご支持をいただいた票が生きるためには、しっかりとそれを認識しながら今後取り組んでいただくことしかない」と述べ、「本当にきょうまで皆さんありがとうございました」と深々と頭を下げた。
|
当日有権者 |
投票者 |
棄権者 |
投票率 |
計 |
86,494人 |
54,358人 |
32,136人 |
62.85% |
男 |
41,640人 |
26,562人 |
15,078人 |
63.79% |
女 |
44,854人 |
27,796人 |
17,058人 |
61.97% |
|