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(財)にいがた産業創造機構と県は11日、県央地域地場産業振興センターで「IDSデザインコンペディション2007」の審査を行い、49社・グループから応募された61点のなかから、最高賞のIDS大賞に(有)金子編物＝出雲崎町＝の「良寛シルク ベビー用品」に決めた。
地域発ブランドを構築し得る産業の育成を目的に毎年、開いているデザインコンペで、ことしで17回目。長岡造形大学の豊口協理事長を審査委員長に審査員8人が商品の企画力、造形力、可能性をポイントに審査した。
IDS大賞と準大賞を1点ずつ、MONO部門とSYSTEM部門から2点ずつのIDS賞計4点、さらに、IDS審査委員賞8点、継続的に同コンペティションに参加し質の高いものづくりを続けている企業をたたえるIDS特別賞1社を決めた。 IDS大賞の「良寛シルク ベビー用品」は、着色や薬品による加工を施さない安全で安心な絹糸100％使用のベビー用品シリーズ。絹本来の生成色のミトン、ドーナツまくら、まくらカバー、おもちゃ、ブランケットがある。 準大賞は(有)竹内快速鋸＝三条市＝の「落ち葉や芥の掃除は風まかせの雨樋カバー」。雨どいにすっぽりとかぶせるアルミニウム製のカバーで、雨水はカバーのすき間から雨どいに流れ込むが、枯れ葉などが雨どいに入ったり、雪が雨どいを壊すのを防ぐ。あわせて雨水の再利用システムも提案している。 応募は昨年より21社、27点少ない49社・グループの61点だった。応募が減ったことについて主催者は、開催日を例年より1週間余り早めたのも一因と話していた。市町村別の出品者は三条市の14を最高に燕市9、新潟市8、長岡市4の順だった。 応募作品は12日から14日までの3日間、毎日午前10時から午後5時まで同センターに展示し、一般公開する。初日12日はステップアップフォーラムを開き、午前11時から「生活を助ける商品」、午後1時15分から「生活を楽しむ商品」のテーマで、出品作品の講評と今後の方向性について審査委員と出品者が意見交換する。入場は無料。各賞の受賞作品と出品者は次の通り。
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