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三条市・二七の定期市に小正月行事の繭玉飾りを売る露店 (2007.1.12)
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三条市の二七の定期市の12日、小正月の風物詩、繭玉(まゆだま)飾りを売る露店がことしも出店し、米俵やタイをかたどった縁起物を販売した。
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12日の二七の定期市で繭玉飾りを売る露店
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繭玉は、その年の豊作を祈願する祝い行事で、今は商売繁盛や家内安全にと買い求める人が多い。定期市に並んだ繭玉は、新潟市(旧月潟村)で製造。もち米をついて縁起物の形の型に流し込んで焼き、白いもなかの皮のようになった物に食紅で色を付けたもの。
宝船、米俵、タイ、小判などピンク、黄、緑と色とりどりの繭玉飾りを並べ、ミズキの枝にディスプレーした露店には、「どうやって飾るの?」という初心者から、「戦争中から毎年、飾っています」という常連さんまで大勢の人が足を止めていた。
なかには、関東の妻の実家に送るためという市内の59歳の男性もおり、「新潟の冬は暗いイメージを持たれているので、こんなステキな習慣もあることを伝えたい」と話していた。
三条市内での繭玉の出店はこの日が最終日。翌13日は燕市燕地区、14日は新潟市白根地区の定期市に出店する。
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