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戸隠天満宮前で合格祈願などの札を手に星野戸隠神社宮司
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戸隠天満宮の社は、拝殿に向かって左の赤い鳥居の奥。昭和になって天神信仰に厚かった地元宮町の人が境内にまつったのが始まりのようだ。
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戸隠天満宮にまつられた道真像
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今も毎年、道真公をまつる東京の湯島天神=文京区=や亀戸天神社=江東区=へ星野宮司が出向き、合格祈願の札などを受け、道真公とともにまつる。
鳥居前には、道真公と牛にまつわる伝承が多いことから、神使とされる牛の像があり、古くから学芸上達、試験合格など願掛け信仰の「天満宮の撫で牛」と説明している。
戸隠天満宮では合格祈願の札やお守り、「必勝合格」のはちまき、牛土鈴などを扱う。東京まで出向かなくても手に入り、社で手を合わせることもできるので、県央地域の合格祈願の穴場だ。
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戸隠神社で扱う合格祈願の札など
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星野宮司の話では、期末テストやそろばんの試験を受ける日の朝に参拝する近所の小中学生や高校生もいるとか。おとなも資格試験を前に訪れ、一年を通じて参拝が絶えない。
学業成就には勉強に励むのがいちばんだが、勉強したあとは神頼みで必勝を願う気持ちは今も昔も変わらない。受験シーズンは、これからが本番。戸隠天満宮の参拝も最盛期を迎える。