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昨年の三条市長選挙で惜敗した三条市興野、会社役員山井伸泰氏(59)は19日、会見を行って4月の県議会議員選挙・三条市選挙区（定数2）への出馬を表明した。
午後3時過ぎから山井氏が監査取締役を務める三条市荒町、(株)エフピーエムの会議室で、後援会長などは決まっていないため、山井氏単独で会見した。 山井氏は昨年9月、県議選への出馬を表明したが、11月の市長選に市議会有志の推薦を受けてくら替え出馬。24,900票余りを獲得したが、国定勇人市長に4,000票差で惜敗した。 その後、県議選とは距離を置いていたが、年明けに市長選で応援に回った市議らに考えを話すなどして出馬の意向を固め、「もう一度手を上げて、自分の考えるところを訴えてみよう」と決意した。
山井氏は、「あの（市長選挙で投票した）25,000の皆さんの思いはどうなってしまうんだろう。わたしなりにその思いを政治的な形にくみ上げていきたい」が、出馬への意欲につながった。 市長選には無所属で出馬し、党派を超えた応援を得て大勢の市民の声を聴くことができた、政治的意思の発言の場がほしいとも話す一方、「今の国定市長に対してどうこうと言うことはいっさいない」と市長選での確執からの出馬ではないと念を押した。 また、市長選での支援者が今回も同じように応援してくれるとは考えていないとして「真新しいスタートと認識している」と、新たに足場を固めて県議選に臨む考えを示した。 県議選では、市長選挙の時に訴えた内容と政治的発想は変わらないとして、地方の振興、地域の振興を考えていくとし、住民自治、行財政改革と県行政の合理化、地域の産業振興、農業振興や地域特有の課題解決への取り組みとして、三条高校の跡地利用、テクノスクールの充実、競馬場跡地利用、国道403号や289号の整備などを挙げた。選挙事務所は、市長選挙のときと同じ三条市月岡地内に開設する考えだ。 |
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