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三条市西鱈田小で恒例のさいの神まつり (2007.1.21)
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三条市立西鱈田小学校(村田洋子校長・児童264人)は20日、同校グラウンドで小正月の恒例行事「さいの神まつり」を行い、児童親子や地域の人が参加して燃え上がる火にそれぞれの願いを込めた。
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西鱈田小のさいの神まつりでするめを焼く児童
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「さいの神まつり」は小正月に正月飾りやしめ縄を焼く行事。方法や意味は地方によってさまざまだが、県央地域では書き初めを燃やして燃えかすが高く上がるほど習字が上達し、火で焼いたスルメやモチなどを食べると病気をしないとされる。
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たがいに顔に炭を塗りたくって「ピース!」の女の子たち
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同校でも20数年前から毎年恒例。「さいの神」は、タケ数本で骨組みを作り、わらで巻き、内側に児童の書き初めを入れた。
ことしは地域コミュニティーの「ほんじょうじほなみコミュニティ」とPTAが高さ5、6メートルの大きな「さいの神」をグラウンド中央に作り、それを囲むように異年齢グループの児童が高さ2メートルほどの10基を作った。
雲ひとつない青空の下、「さいの神」に一斉に火をつけると、タケに巻いたわらや児童の書き初めがふわーっと燃え上がった。
参加者は無病息災などを祈るとともに、タケの棒の先に下げたスルメを火であぶって食べ、火が消えると残った炭を互いの顔に塗り合った。顔を真っ黒にして近づく児童に「うわ〜、だれ〜?」と、友だちや地域の人の笑い声が響いていた。
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