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「節分」に向けて本成寺で名物行事、鬼踊りの練習 (2007.1.23)
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「節分」の2月3日に三条市・法華宗総本山本成寺で行われる節分大祈願会の名物行事、「鬼踊り」を演じる本成寺鬼踊り奉賛会(鈴木芳男会長・25人)は、本番に向けて毎晩、本堂で練習を重ねている。
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本成寺で毎晩、行われている鬼踊りの練習
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会員は旧本成寺村、今の三条市西本成寺、直江町、桜木町、条南町などに住む壇信徒。ことし、加わった19歳の新人から59歳までの男ばかり25人だ。
ことしも小正月明けの16日から日曜を除く毎晩、午後8時から1時間半の練習を続け、日曜は施設などへ慰問するハードスケジュールをこなしている。
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若手に鬼の所作を指導
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22日は初めて舞台を設置して練習した。舞台は本堂を入ってすぐのところに12畳の広さのものがひとつと、その奥、左右にひとつずつの3つ。舞台の高さや広さの感覚を取り戻すため、鬼の面をつけずに練習した。
鬼が持つ金棒や掛け矢などの道具は重いもので7キロもあり、それを振り回したり、足を大きく上げたりの踊りは見た目以上に重労働。暖冬でこの日は午後9時で6.0度(三条市消防本部調べ)と今の時期としては暖かかったが、会員の吐く息は白く、30分も踊ると首筋を汗が伝っていた。
本番では午後1時からと3時からの2回、鬼11匹と三途川婆(そうずかば)、僧兵3人の15人で鬼踊りを披露する。三途川婆役は10年間、同じ会員が務めているが、ことしは若手に三途川婆役の指導を始めた。正式な配役が決まるのは今後の練習しだいだが、世代交代して若返った三途川婆が登場するかもしれない。
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