本成寺保育園ときらきら保育園が三条市と市社教に10万円ずつ寄付 (2007.1.30)

三条市の社会福祉法人長久福祉会が運営する「本成寺保育園」と「きらきら保育園」は30日、両保育園合同で開いたチャリティーコンサートに寄せられた善意から三条市と三条市社会福祉協議会に10万円ずつ寄付した。

国定三条市長に善意を手渡すきらきら保育園の遠藤園長ら

両保育園とも7・13水害で施設などが大きな被害を受け、復旧には多くの支援をもらった。それから2年余りたち、おかげで園児も職員も「元気にやっています」という気持ちを伝えようと、21日に三条市総合福祉センターで初めて両保育園合同のコンサート「NEW YEAR チャリティーコンサート」を開いた。

職員を中心に水害時に年少児だった今の年長児や保護者が出演して、和太鼓やバンド演奏などを披露。出演者も含めて約600人が来場する大盛況だった。

チャリティーとして会場に募金箱を設置し、12万円余りの寄付が寄せられた。来賓やコンサートに行けなかった人からあとで届いた寄付もあり、それらの善意をこの日、寄付した。

三条市への寄付は午後1時15分に同福祉会の笹原壮玄理事、本成寺保育園の皆川貞子園長と芳賀貴子主任、きらきら保育園の遠藤登貴子園長と鈴木とも子主任の5人が市役所を訪れ、交通安全に役立ててほしいと遠藤園長から国定勇人市長に10万円を包んだのし袋を手渡した。

国定市長は、昨年12月は市内で4件もの死亡事故が発生する異常事態で、その状況での寄付に感謝するとともに、三条市は歩行者優先、車同士のゆずり合いが守れていないのではと話し、「小さいお子さんの時からマナーをしっかり守っていこうと伝えていくことが大切なこと」とソフト面での協力も求めていた。