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3日まで県下一斉の交通死亡事故抑止緊急5日間作戦 (2007.2.1)
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ことしに入って1月29日までに県内の交通事故による死者が前年同時期より6人も多い14人を数え、うち12人が高齢者。そのため、交通死亡事故の多発傾向に歯止めをかけようと、2月3日まで県下一斉の交通死亡事故抑止緊急5日間作戦が行われており、高齢者の事故防止を中心に交通安全を呼びかけている。
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三条署前に掲示されている三条署管内の交通事故発生件数
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作戦期間中、三条署では夕方を中心にパトカーでの広報警戒活動、事故多発交差点での交通整理や歩行者の保護誘導などのほか、飲酒やスピード、一時停止、信号無視、歩行者妨害などを重点とした取り締まりも行っている。
三条市でも市のホームページに作戦の実施を掲載し、市内の学校関係への周知、交通指導員による広報活動を行い、2月1日発行の広報紙に12月に発生した死亡事故の概要などを知らせて交通安全を呼びかけるちらしを折り込んだ。
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三条市の2月1日号の広報紙に折り込んだ交通自暴事故抑止緊急5日間作戦のちらし
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県内で1月29日までに交通事故で亡くなった14人のうち、道路を横断中が8人で、さらにうち6人が運転手から見て右から左へ横断中の事故。また、午後4時から6時の夕暮れの時間帯に5人が死亡している。
死亡事故が多い原因について警察では、暖冬小雪で高齢者の外出が多いことや、積雪があればスリップ事故が多くなる半面、速度を落として慎重に運転するために死亡事故につながりにくいが、積雪がないので車のスピードが上がっていることをあげる。
ドライバーには市街地や住宅地でとくにスピードを控えることや、交差点での確実な安全確認、早めのライト点灯を求めている。高齢者など歩行者には、しっかり左右を確認して道路を横断すること、信号機のある横断歩道の利用、暗くなってからの外出を控える、やむを得ず外出するときには明るい服装と夜光反射材を身に付けるなどの注意を呼びかけている。
三条署管内では、1月に入ってから事故は減少傾向で死者もないが、昨年は県内全体の死亡事故は前年を下回ったのに対し、前年より3人多い8人が交通事故で死亡。とくに12月は4人が死亡する異常事態となった。
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