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1月に9件の火災多発で燕・弥彦消防は緊急事態として対応 (2007.2.6)

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1月に燕市内で火災が9件と多発し、燕・弥彦総合事務組合消防本部(安達丈夫消防長)では緊急事態として、燕市消防団とともに巡回広報を強化し、市民に火災予防を呼びかけている。

1月の火災多発を緊急事態として巡回広報を強化、火災予防を呼びかける燕・弥彦総合事務組合消防本部

1月の火災多発を緊急事態として巡回広報を強化、火災予防を呼びかける燕・弥彦総合事務組合消防本部

1月4日から31日までに建物火災が8件と屋外でストーブに灯油給油中の1件の9件の火災があり、発生地区の内訳は燕5、吉田3、分水1。被害は建物で2棟が全焼したほか、半焼1棟、部分焼3棟、ぼや3棟、さらに2人が軽いけがをした。

出火原因は、屋内配線など電気系統や放火もあったが、ストーブや工場での機器の取り扱い不注意によるものが多かった。

昨年1月は旧燕、吉田、分水の3市町合計で2件、1年間でも25件で、ことしは1月だけで昨年1年間の3分の1を超える火災が発生したことになる。

このため同本部は火災多発の緊急事態ととらえ、6日から管内全区域の5消防署で昼夜を問わず消防車両での巡回防火広報を行っている。また、燕市消防団にも協力を求め、7日から13日までの1週間、午後7時から9時まで各団の受け持ち区域を積載車で特別巡回防火広報を行ってもらうことにした。

同本部の浜田輝男次長は、ことしは雪がなく、例年より空気が乾燥しているのが火災多発に結びついている可能性を指摘、「出かける前や寝る前の火の元の点検、仕事が終わってからもう一回の見回りを行ってほしい」と求めている。

また、ストーブの上に洗濯物を干さない、天ぷら鍋など油を火に掛けたときはその場を離れないなど、火の取り扱いには十分な注意を呼びかけている。