三条市で義母殺害容疑で55歳女を逮捕、殺害の動機は介護疲れと供述 (2007.2.7)

三条署は7日午後2時45分、三条市東本成寺、無職堀まり子容疑者(55)を義母堀ナヲさん(85)の殺人の疑いで逮捕した。堀容疑者は殺害の動機について、ナヲさんが寝たきりで、その介護疲れと供述している。

義母殺害の容疑者宅

7日午前10時30分ころ、自宅1階の6畳の寝室で義母堀ナヲさん(83)の胸を包丁で数回、刺して殺した疑い。堀容疑者は「わたしが刺しました」、「寝たきりで介護に疲れました」と供述しており、三条署では義母のナヲさん(83)が本当に寝たきりだったのかなど、さらに詳しく確認している。

堀さん方は殺されたナヲさんと容疑者夫婦、容疑者の社会人の子ども3人の6人家族。犯行当時は仕事が休みだった長女と次女も家にいた。

午後1時過ぎに長女がナヲさんの部屋へ行ってナヲさんの胸に血があり、数カ所の刺し傷があり、そばに包丁があったのを見つけ、1時23分に119番通報した。救急車が着いたときには、ナヲさんはすでに心肺停止状態だった。

消防からの連絡で現場へ向かった三条署は、奥の部屋にいた堀容疑者に事情を聞くと、ナヲさんの殺害を自供したため、三条署へ同行してもらって再度、堀容疑者やその子どもに事情を聞いて堀容疑者を緊急逮捕した。

堀さん宅は3年前の7・13水害後に新築、移転しており、近所付き合いはあまりない。