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加茂市長選出馬で鶴巻氏が会見、加茂市は民主主義でなく、「加茂市のスイッチはわたしが切り替えます」 (2007.2.8)
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4月22日投票日の加茂市市長選挙に立候補する元会社社長、鶴巻貴弘氏(64)は8日、会見を行って今の加茂市は民主主義ではないと指摘、「加茂市のスイッチはわたしが切り替えます」と出馬の決意を示した。
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加茂市長選出馬で鶴巻氏の会見、中央に立つのが鶴巻氏
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鶴巻氏は、昭和17年、加茂市生まれ。父は教員で小学生は村松町、中学生で新潟市に住み、新潟高校から学習院大学経済学部法律学科へ。卒業後は新潟市の実家の幼稚園に勤めたが、30歳で再び上京して印刷とコンピューターデータ処理会社を起こした。
これまでに文京区立汐見小学校PTA会長、文京区PTA連合会総務部長、文京区青少年対策地区委員、新潟高校東京支部事務局長などに就く。
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出馬の決意を示す鶴巻氏
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4年前にインターネットなどで加茂市の財政悪化を知った。居ても立ってもいられず、生まれ故郷の加茂市を訪れたのがきっかけで昨年5月、加茂市長選挙への出馬を決意。ことし1月初めに会社を退いて妻と長男が引き継ぎ、単身で加茂市青海町に住所を移した。
会見は午前10時過ぎから加茂市産業センターで行った。知野吉和後援会長、親類の難波健氏、加茂市議会議員の星野昭吾、安武秀敏、高井保の3市議、渡辺雅史文京区会議員が同席した。
鶴巻氏は4年間、加茂市について学んだことから、「産業を含めいろいろな問題を抱えているが、加茂市にとってもっと大きな問題は民主主義ではないこと」と指摘した。
市民はわかっているように、今の加茂市ではものを言うことも意見を戦わせることもできず、「市民がいろんな意見を言い合う、そういう町であってほしい。それでこそ町が発展する」とし、「まずここから直します」、「スイッチはわたしが切り替えます」と決意を示した。
また、「民主主義が存在しない加茂市を真の民主主義に戻し、市民が何でも言い合い、お互いが対等な関係になり、一丸となって加茂市を考えられるごく普通の街にしたい」を公約の基本的理念の1つに掲げたマニフェストを発表、10項目の公約を示した。
医療については、「救命救急センターは県央の人たちが納得するところに設立すべき」とし、合併問題の項目では、田上町との市民レベルの協議会を設置、住民投票を実施し賛成多数であれば合併するべきとの考えを示している。
現在、加茂市長選挙には、ほかに現職で4期目を目指す小池清彦氏と加茂市議の田沢弘一氏が名乗りを上げており、三つどもえの様相だ。
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