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三条鍛冶道場が三条仏壇の彫金技術でアクセサリーづくりの体験講座 (2007.2.11)
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三条鍛冶道場は10日、同道場で仏壇づくりの技を使った体験講座「彫金アクセサリーづくり」を行い、市内外から参加した19人が国の伝統的工芸品指定を受ける「三条仏壇」の工程の一部、彫金の技術を使ったアクセサリーづくりを体験した。
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10日、三条鍛冶道場で開かれた三条仏壇の体験講座「彫金アクセサリーづくり」
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三条仏壇の製造工程は、木地、彫刻、金具、金工、塗り、蒔絵(まきえ)と細分化され、それぞれの職人の技を結集して生まれる。その技術、技法を広く伝えようと昨年度から開いている講座で、ことしは1月に木地アクセサリー、今回の彫金アクセサリー、2月24日に蒔絵(まきえ)小物入れづくりの3回の講座を行っている。
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作品見本
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釘を加工したタガネを打つ参加者
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この日は、三条市を中心に燕、見附、新潟、長岡、小千谷から9歳から80歳まで19人が参加。三条・燕・西蒲仏壇組合(堀井正理事長・13社)のメンバー6人を指導者に、金具の表面に模様を彫る彫金の技術を用いてアクセサリーづくりを行った。
長さ6センチほどの長方形や三角形の銅板に、参加者がそれぞれ考えた模様を加工したくぎを本来のタガネとして使って打ち、硫黄分の入った液体に入れて発色させた。さらに、金粉をはじめ青や赤の粉でタガネを打った部分に着色し、革ひもをつけてネックレスを完成させた。
伝統工芸士もいる指導者は説明をしながら金づちを自由自在に操り、タガネの小さな点で直線や曲線などを打つ手本を見せたが、見るのとやるのとでは大違い。小学生の娘と参加した三条市須頃、会社役員芦田光平さん(40)は「曲線はなんとかごまかせるけど、直線は難しい」とタガネの先に神経を集中させていた。
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