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三条中央ライオンズが上林小で絵本の読み聞かせの取り組み (2007.2.17)

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三条中央ライオンズクラブ(加藤敏敦会長)は今年度、社会福祉活動の一環で新たに「読み聞かせ事業」に取り組んでおり、1、2カ月に1度、メンバーが三条市立上林小学校を訪れ、児童に絵本を読んでいる。

16日、上林小で絵本の読み聞かせを行う三条中央ライオンズクラブ

16日、上林小で絵本の読み聞かせを行う三条中央ライオンズクラブ

同クラブの社会福祉委員会(土田美千代委員長)が中心となって、加藤会長をはじめメンバー10人余りが参加。午前8時15分からの小学校の朝学習の時間を利用してメンバーは数人ずつが主に低学年のクラスに分かれ、10分ていどかけて1冊の絵本の読み聞かせを行う。

「子どもたちとの心の交流をしたかった」と土田委員長。メンバーは5、60歳代の男性が多いが、自分の子どもにも本を読んであげた経験をもつ人は少ない。読み聞かせを行うことで何かを感じてもらえればと、昨年9月に上林小での読み聞かせを始めた。

読み聞かせに集中する2年生

読み聞かせに集中する2年生

16日には4回目の読み聞かせを行い、12人のメンバーが参加。2、3、4年生の3クラスに分かれて絵本を読んだ。2年生の教室は、土田委員長、藤田委員、加藤会長の3人が担当し、それぞれ自動車修理、金物卸商など自社の仕事を含めて自己紹介して始めた。

読み聞かせ役は土田委員長でほかの絵本を手にページめくり。絵本を児童に向けて開いて文章を朗読すると、子どもたちは絵本や読み手の土田委員長の声に集中していた。

「自分で読むより、話がわかりやすかった」と話す児童もあり、わずかな時間だが、読み聞かせを楽しみにしている児童も多い。メンバーにとっても「子どもたちの真剣なまなざしに感動を受ける」日常と離れた新鮮な気持ちを味わえるひととき。事前に声を出して読む練習をしたり、スムーズに読み聞かせができるように当日は文章のコピーを読むように工夫したりと、初めての体験に挑戦している。