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小池加茂市長の提案で県央地域の救命救急センター設置の県への要望書を5市町村がまとまって提出へ (2007.2.23)
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22日午後3時から三条市役所で開かれた平成19年第1回県央広域市町村圏協議会で、小池清彦加茂市長の提案を引き金に、設置場所を特定せずに県央地域への救命救急センター設置を構成5市町村がまとまって県に要望書を提出することで意見が一致した。
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県央地域への救命救急センター設置の要望書を構成5市町村がまとまって県に提出することを決めた22日の平成19年第1回県央広域市町村圏協議会
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同協議会は、14日に県央広域市町村圏審議会(村上幸一会長)から答申を受けている。その付帯意見として、医療体制の充実と救急救命センター設置は「県などへの取り組みや支援を求めることに加えて、構成市町村が連携して早急な推進をしていくこと」とあった。
その流れを受けて小池加茂市長が提案したもので、救命救急センターは「(設置場所の)案として、ここでなどと申し上げておりますが、どうしてもということではないので、県にイニシアチブを取ってもらって大急ぎで、構想と場所を話し合うのが第一」と発言したのが呼び水になった。
これまで小池加茂市長は、救命救急センターは県立加茂病院の移転新築とあわせて加茂市下条中谷地内が適地と主張、県知事へも要望書を提出してきたが、加茂市長選出馬へ向けて12日に行った事務所開きでも、「どうしてもというならしようがありませんが」と設置場所には柔軟な姿勢を強調した。
設置場所という“小異”はひとまず横に置き、救命救急センターの早期設置という5市町村ですでに一致している“大同”に就いた形だ。
小林清燕市長は「特定の場所ということでなく、県央としてゼロからのスタートということであれば」、国定三条市長も「場所ありきでなく、県央地域のどこかにということで」と小池加茂市長に確認しながら、「一日も早く、県に伝えていくことが大事。つくりたいという気持ちを県に伝えていくということであれば」と小池加茂市長の提案を受け入れ、小池加茂市長は「まったく異論はございません」と同意した。
佐藤邦義田上町長と大谷良孝弥彦村長からも異論はなく、県に要望書を提出する方向で5人の首長の意見がまとまり、今後、要望書の内容などを事務局で調整することとした。
三条商工会議所青年部はことし1月、泉田知事と国定三条市長をパネリストにパネルディスカッションを行った。そのなかで泉田知事は、県央地域の救急救命センター設置について「どうしてもということであれば、(県央の市町村が)足並みをそろえることがスタートライン」と述べていたが、5市町村まとまっての要望書提出によって泉田知事の示すスタートラインに立てることになる。
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