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24、25日と燕・PHOTO風音写真展、特別展「モノクロームで分水・国上」も (2007.2.24)
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燕市の写真愛好家6人でつくる「PHOTO風音(フォト・かのん)」は24、25の2日間、燕市総合文化センターで第10回PHOTO風音写真展と、あわせて特別展「捧武・田中未来〜モノクロームで分水・国上」を開く。
毎年恒例のグループ展で、燕市内に住む男6人の写真愛好家が1年間に撮りためた作品を発表している。
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第10回PHOTO風音写真展の案内はがき
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今回は第2回林忠彦賞受賞の自営業捧武さん(73)=中央通4=、県展入選や全国公募展入賞の写歴の公務員田中未来さん(47)=桜町=の2人を特集。それぞれが燕市の分水、国上地区でモノクロフィルムで撮影した31点ずつを特別展とし、ほかの会員4人は1人2点ずつ、合わせて70点を展示する。
捧さんはずっとモノクロ写真にこだわり、捧さんを師と仰ぐ田中さんも捧さんに刺激されてモノクロを手掛けるようになった。もちろん2人とも自宅にモノクロ用の暗室や機材を備え、自分で現像し、印画紙に焼く。
捧さんの作品には、昭和30年代初めに撮影したものがある。昭和32年、旧分水町(燕市分水地区)で270戸が焼失した地蔵堂大火があった翌年に開かれた復興祭りの写真では、げたをはいた子どもたちがジュースの早飲み競争に挑む姿をとらえる。同じころに撮影された分水おいらん道中は、今のような混雑はなく、スーツに帽子の時代を感じさせる気取ったファッションの人もいて、のんびりしたようすだ。
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展示作業に集中する会員
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田中さんは、ここ1年ほどの間に撮影した作品がほとんど。分水地区の酒呑童子行列や国上寺の火渡り大祭、たんぼでサッカーをする「タンボール」、さいの神などの行事をとらえている。
作品展開催の前夜、会員はそれぞれの仕事を終えてから会場に集まり、持参したパネルに納めた作品の飾り付け。「これだけの数のモノクロ写真が並ぶのは、県内でも、そうはね〜んじゃね〜の?」、「どっしり落ち着いた感じになるね」とモノクロの魅力の話に花を咲かせ、来場者の笑顔を思い浮かべて翌日を心待ちにしていた。
24日は午前9時から午後7時まで、25日は午後6時まで開く。また、2日間とも午前11時から会員が作品紹介を行う。入場無料。
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