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安倍晋三首相が来県、菅総務相とともに燕市へ立ち寄って地場産業を視察、懇談 (2007.2.25)
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25日来県した安部晋三首相は、菅義偉総務大臣とともに来年度スタートの地方交付税支援措置「頑張る地方応援プログラム」への取り組みのために燕市を視察した。
安部首相は、午前中に長岡市にある中越地震の仮設住宅を訪問、戊辰史跡「船岡山の西軍墓地」を視察したあと燕市に入り、菅大臣とともに午後から小林工業(株)を視察、1時半ころ燕商工会議所を訪れて燕商工会議所で磨き屋シンジケートのメンバーなどと懇談した。
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地元の業界の説明に聴き入る安倍首相
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安部首相はダークスーツに白いえりのブルーのワイシャツ、紺のネクタイ。燕商工会議所の会場に会釈して入り、「皆さんこんにちは。安部晋三でございます」、「きょうは地場産業の技術を活かして頑張っておられる地域で話を伺いたいとおじゃまさせていただきました」とあいさつした。
「地域の中小企業が頑張らなければ、日本の本当の活力は出てこない」との考えを示し、菅大臣のもとで「頑張る地方応援プログラム」をつくった経緯を話し、地域の頑張りを応援していくと述べた。
続いて、小林清燕市長から市の地場産業振興施策、山崎悦次燕商工会議所会頭から産地の経済概況やグローバル化への対応などについて話したあと、燕市の研磨業者を中心につくる共同受注グループ「磨き屋シンジケート」を紹介した。
「磨き屋シンジケート」の古関鐵男チェアマンはじめ、大原實さん、田中三男さん、長谷川富一郎さん、山崎正明さんの5人のメンバーも出席し、オリジナル商品の鏡面仕上げのステンレス製ビアマグカップを安部首相と菅大臣にそれぞれ手渡した。
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見送りの市民に手を振り、一人ひとりと握手する安倍首相
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安部首相と菅大臣は、地盤産業の輸出環境や景気について質問し、磨き屋シンジケートには、共同受注による営業の効率化や若い人の入会状況などをたずねた。
古関チェアマンは、着ていた「にいがた県央マイスター」の赤いジャンバーについて「還暦ではありませんが」と燕弁でジョークまじりに話すと、安部首相も笑顔を見せて和やかな表情になっていた。
懇談は45分余りで終わり、会議所を出ると駐車場などには100人余りの市民が集まった。世論調査を基にした安倍首相の支持率低下が盛んに報道されているとはいえ、一国の代表。間近で見る安部首相は背が高くダンディーで、安倍首相の姿が見えると歓声を上げていた。
安部首相は一人ひとりと握手してから車に乗り込んで会場をあとにした。このあと、磨き屋シンジケートメンバーの小林研業工場を視察し、新潟市で帰国拉致被害者と面会して帰京した。
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