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三条市・代官島ハウス組合が家族総出でハウス栽培のビニール被覆をスタート (2007.2.28)
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三条市代官島の専業果樹農家を中心につくる代官島ハウス組合(高井明組合長・15戸)は26日、ことしもハウス栽培のブドウとナシのビニールハウス被覆をスタートした。
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26日始まった代官島ハウス組合のビニール被覆
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昨秋、収穫を終えてビニールをはずしていたビニールハウスに再びビニールを掛ける作業。同組合の15戸が家族総出で協力し合い、各戸のビニールハウスを1棟ずつ完成させていく。
毎年、本格的な農作業シーズンに入る準備として、雪解けのころから行っており、ことしは、雪はまったくないが、昨年とほぼ同じころのスタート。このあとは3月5、6、7日に作業を行う。
26日は、30人ほどが参加して、大小8棟のナシとブドウのハウスの作業を行った。男性はハウスの上で幅15メートルのビニールを屋根部分に固定して下に垂らし、ハウスの下で女性がカーテンレールのような溝に針金を波状にしたような部品をはめ込んでビニールを固定していく。作業時間は小さいもので30分、大きいものは半日がかりになる。
代官島のハウス栽培は、昭和40年代後半から始まった。ハウス栽培によって、出荷時期が早まり、雨や風の影響を受けない品質の高い果樹をつくることができる。初秋に出荷が始まるブドウは、ハウス栽培なら7月中旬ころから出荷でき、ナシも3週間ほど収穫が早まり、その分市場価値も高まるという。
昨年は、低温や日照不足などに悩まされたが、暖冬のことしは今のところの作業は順調。今後の天候は気にかかるところだが「早めに味がのったのが出荷できるのでは」と期待している。
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